車載用極細径耐熱電線ビーメックス(R)プラス-USを開発
古河電気工業株式会社

~細径化と高耐熱化を追求した次世代車載電線~
● 車両電装システムにおけるワイヤハーネスの高密度化と電線周辺の温度環境の変化に対応
● AESSX0.3SQ比で約40%以上の軽量化と約50%以上の細径化(電線断面積比)を実現
● CIVUSの限界を超え、125℃でも安定した性能を維持
古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長、CEO:森平英也)は車載用極細径耐熱電線「ビーメックス(R)プラス-US」を開発しました。
■背景
自動車の電動化(EV化)や自動運転技術の進展により、車両における電子制御の重要性が高まっています。これに伴い、電子制御機能の高度化や搭載機器の集約が進み、高密度化への対応が求められる車両電装システムにおいては、ワイヤハーネスの省スペース化や軽量化が重要な課題となっています。
また、電子制御機能の高度化・集約化にともなってワイヤハーネスの配線が過密化することにより、電線周辺の温度環境は従来よりも厳しくなることが想定されます。
■内容
本製品は高温環境下での使用に対応しつつ、細径サイズを実現した低圧銅電線です。従来のJASO規格(注)に規定されている車載用耐熱電線では想定されていない使用条件に対応できます。
AESSX規格品を上回る細径化・軽量化の実現
本開発品(0.22SQ)は、JASO D625に準拠した従来の標準的な自動車用極薄肉架橋ポリエチレン絶縁耐熱低圧銅電線であるAESSX規格品のうち、耐熱温度が同じ0.3SQと比較して、約40%以上の軽量化と約50%以上の細径化(電線断面積比)を実現しました。そのため、ワイヤハーネスの軽量化と配索スペースの効率化に貢献します。
CIVUS規格品の限界を超える高耐熱性能
JASO D625に準拠した自動車用超薄肉塩化ビニル絶縁低圧銅電線CIVUSは、AESSXよりも絶縁部が薄く細径である一方、耐熱性能はAESSXより劣ることが課題でした。本製品は同径のCIVUS規格品と比較したときの耐熱温度が40℃高く、125℃という条件下でも安定した性能を維持することができます。
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図1 ビーメックス(R)プラス-USイメージ
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表 代表製品構造
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図2 電線の細径化イメージ比較
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図3 電線細径化によるハーネスのイメージ比較
(注)JASO規格:公益社団法人自動車技術会の自動車規格組織(Japanese Automobile Standards Organization)が制定する日本の自動車用部品の規格です。
電子・電気機器用電線要覧
https://www.furukawaelectric.com/product/catalogue/ele_wire.html
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『ビーメックス』は古河電気工業株式会社の日本における登録商標です。
■古河電工グループについて
当社グループは、メタル・ポリマー・フォトニクス・高周波の4つのコア技術を強みに、情報通信、エネルギーなどのインフラ、自動車およびエレクトロニクスなどの分野において多岐にわたる事業を展開しています。パーパス「『つづく』をつくり、世界を明るくする。」のもと、光通信の高度化やカーボンニュートラルへの対応、モビリティの進化など社会課題の解決に挑み、次世代インフラの構築と発展に寄与しています。
https://www.furukawaelectric.com/


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