◆スマホ世代に向けて「探し」「見比べ」て作品を楽しむ鑑賞体験をデザイン◆ 関西大学・堀研究室が「月次風俗所職図屏風」鑑賞支援アプリを開発 ~堺市博物館 企画展( 9月19日~12月13日 )で公開~
関西大学

関西大学総合情報学部・堀 雅洋研究室は、2026年度 堺市と関西大学との地域連携事業の一環として、堺市博物館が所蔵する「月次風俗諸職図屏風」の鑑賞支援アプリを開発しました。9月19日(土)から12月13日(日)まで同館で開催される企画展「『おいしい』をつくる-堺の食と庖丁商い-」の展示会場で、このアプリを公開します。
【本件のポイント】
・作品内の場面を「探す」「見比べる」ことで、作品に意識を向ける鑑賞支援を提案
・「月次風俗諸職図屏風」を対象に「探すアプリ」と「見比べるアプリ」を開発
・実物展示とアプリを行き来しながら、作品との関わりを深める鑑賞体験をデザイン
「月次風俗諸職図屏風」は、江戸時代前半の年中行事、祭礼、諸職(さまざまな職業・職人)などを描いた六曲一双の屏風です。左右を合わせて幅約5メートル、高さ約80センチメートルの屏風には、1月から12月までの月次に沿って、人物や道具、商い、行事など細かな描写で多彩な場面が展開されています。
<「月次風俗諸職図屛風」 (右隻)〔横235.8cm × 縦79.4cm〕>
■ 作品内の場面を「探す」「見比べる」アプリ
今回開発した鑑賞支援アプリには、屏風の中から描かれた場面を「探す」アプリと、食にまつわる場面を「見比べる」アプリの2種類があり、どちらも作品内の場面を選ぶクイズ形式になっています。
< 探すアプリ >
季節(春・夏・秋・冬)を1つ選んで、その時節を描いた屏風絵の中から問題に当てはまる場面を探します。問題文を手がかりに、アプリ画面の中から人物や商い、道具、行事などを探索することで、目的の対象だけでなく、その周辺に描かれた人物や事物にも意識を向けることができます。
< 季節の情景から場面を「探す」アプリの画面 >
< 見比べるアプリ >
右側の屏風(右隻、1~6月)または左側の屏風(左隻、7~12月)のどちらかを指定すると、そこに描かれた食にまつわる場面が6つランダムに表示され、その中から問題に当てはまる場面を選びます。実際の屏風では離れて描かれている場面を並べて見比べることで、人物の姿や持ち物、商いの様子など、細部から垣間見える場面の様子に意識を向けることができます。
クイズ問題に正解することだけでなく、「何が描かれているのか」「どこにあるのか」と、作品を見ながら考える楽しさを体験してもらうことが、本アプリの特徴です。なお、本アプリの問題文や解説文における場面説明については、堺市博物館に監修いただきました。
< 食にまつわる場面を「見比べる」アプリの画面 >
■ 作品への興味・関心を促す鑑賞体験デザイン
本アプリでは、クイズをきっかけに作品に意識を向け、描かれている人物や道具、場面などへの小さな気づきから、作品やその描写内容への興味が広がることを期待しています。問題文を手がかりに対象を探したり、複数の対象を見比べたりすることで、実物を見るだけでは意識しにくい作品の構図や細部に気づくきっかけをつくります。
館内では、屏風の実物を見た後にアプリに描かれた場面を探したり、アプリで気づいた描写を改めて実際の屏風で確かめたりするなど、実物とアプリを行き来しながら作品を楽しむ鑑賞体験をデザインしています。実物とアプリを組み合わせることで、作品内の場面を自ら探し、見比べ、考えながら、作品との関わりを深めることのできる鑑賞機会を提供します。
■ 堺市博物館 企画展で9月19日より展示公開
堺市博物館の企画展「『おいしい』をつくる-堺の食と庖丁商い-」では豊かな海の幸や畑の食べ物、伝統の庖丁商い、四季を彩る行事食など、堺名産の食材や食文化から、今につながる「おいしい」の歴史をひもときます。この鑑賞支援アプリは、企画展会場で体験できます。
< 堺市博物館 企画展「『おいしい』をつくる-堺の食と包丁商い-」>
【会 期】 2026年(令和8年)9月19日(土)~ 12月13日(日)
【開館時間】 午前9時30分~午後5時15分(入館は午後4時30分まで)
【 休 館 日 】 月曜日〔※9月21日、10月12日、11月23日(月・祝)は開館〕
【場 所】 堺市博物館 企画展会場(堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内)
【詳 細】
https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/exhibition/kikaku_tokubetsu/oishii.html
▼本件の詳細▼
関西大学プレスリリース
https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2026/No27.pdf
▼メディア関連の方▼
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【リリース発信元】 大学プレスセンター
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