漬物文化の継承と進化へ 岐阜の厚生産業、愛知の老舗食品研究所から「漬物の素」事業を譲受
厚生産業株式会社

岐阜県揖斐郡大野町に本社を構える発酵食品メーカー、厚生産業株式会社(代表取締役社長:里村 俊介)は、2025年5月1日付で、株式会社宏昌食糧研究所(本社:愛知県西尾市、代表取締役社長:堀川 敬生)より、「漬物の素」に関する事業を譲り受けたことを発表いたします。
【老舗の技と発酵の未来が交差する事業承継】
宏昌食糧研究所は昭和37年創業以来、地域に根ざした独自の漬物の素を開発・販売してきました。その味は東海地方を中心に長年愛されており、家庭の食卓に欠かせない存在でした。今回、厚生産業が同社の「漬物の素」事業を承継することで、長年培われた味と知見を継承しつつ、新たな販路と技術力で次世代へとつなげてまいります。
【日本の食文化を次世代へ―――地域産業の活性化も視野に】
厚生産業は「発酵食品の素晴らしさ」と「手作りの楽しさ」を広めることを企業理念に掲げ、米こうじや漬物の素など、日本の伝統発酵食品の普及・発展に取り組んでいます。本事業譲受は、地方発の食文化ブランドとしての厚生産業の存在感をさらに高めるとともに、地域の農業・産業活性化にも寄与する取り組みです。
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浅漬けの素、家庭での活用シーン
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発酵出前授業の風景
【出荷開始は6月16日から、第一弾は「熟成みりん粕」など】
第一弾として「熟成みりん粕」などの粕商品4品を引き継ぎ、6月から販売。宏昌食糧研究所の主要取引先である静岡県、愛知県のJA直売所、グリーンセンター、Aコープ店を中心に販売を開始します。また全国に販売ルートがある厚生産業の強みを生かして、全国での販売展開を見据えます。
これから全盛期を迎える「うり」や「きゅうり」などの夏野菜から「大根」「人参」「かぶ」など定番野菜、「魚」や「肉」まで幅広くご活用いただけます。伝統製法ならではの芳醇な香りと旨みが広がる粕漬けをお楽しみください。
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粕漬け商品4品
【厚生産業代表取締役 里村 俊介の思い】
当社は創業以来、漬物の素の製造販売を通して伝統的食文化の維持・発展に貢献してまいりました。漬物は全国各地それぞれに特色のある漬物が存在し、今回受け継ぐ商品のひとつである粕漬けは愛知県に根付いた特色のある漬物文化のひとつでした。
宏昌ブランドの「味付け粕漬けの素シリーズ」は地元の漬物文化を支える特色ある商品であり、それを途絶えさせてはいけないと考えたのが今回事業を譲り受けさせていただいた大きな理由です。「漬物を漬ける文化を受け継ぎ、守り、時代に合わせて進化させていく」という思いの元、新たに加わった宏昌ブランドとともに厚生産業グループ(厚生産業・コーセーフーズ)の商品供給を通してその使命を果たしてまいります。
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代表取締役社長 里村 俊介
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厚生産業株式会社(外観)
【会社概要】
会社名 : 厚生産業株式会社
代表者 : 代表取締役社長 里村 俊介
設立 : 昭和34年7月1日
所在地 : 〒501-0535 岐阜県揖斐郡大野町加納339-1
TEL : 0585-35-0880
FAX : 0585-35-0881
資本金 : 5,500万円
売上高 : 23億円 (グループ連結28億円)
従業員 : 125名
事業内容 : 米麹、甘酒、ぬか床、
漬物の素などの発酵食品の開発・製造・販売
ウェブサイト:
https://www.kohseis.co.jp/
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