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棄てられるはずの摘果リンゴを食用利用 2025年は約80t集荷、加工品への利用進む

株式会社マツザワ

棄てられるはずの摘果リンゴを食用利用 2025年utf-8

地域お土産品の製造販売を行う株式会社マツザワ(所在地:長野県下伊那郡高森町、代表取締役:松澤 徹)は、農薬取締法により食用利用ができず放棄されてきた『摘果リンゴ』を、地域独自のアイディアで2010年から菓子などの原料として使用、2025年は約80t集荷となったことをご報告いたします。
使用量は現時点までで累計1,000tを超え、未成熟・未利用果実の活用を通じて持続可能な地域社会の実現に向けた地域創生が芽生えており、日本の新しい食品産業のあり方をお伝えします。

参考URL: https://x.gd/BpDVE
国際コンテストで10年連続3つ星受賞!摘果りんごを捨てずに菓子活用 食品ロス削減と農家の収入増を達成

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/544486/LL_img_544486_1.jpg
摘果リンゴ集荷風景(1)

■現在までの経緯
リンゴやミカンなどの果実栽培では、余分な実を間引いて、大きな果実を実らせるための「摘果(てきか)」という作業があります。果実の成長には多くの養分を必要とするため、果実の数が多いと、大きく実らず、生育不良などの悪影響が生じるためです。
そのため、摘果は果樹栽培において重要な作業であり、段階的に行われますが、仕上げ摘果と呼ばれる作業後半は、握りこぶしほどの大きさに成長します。そんな大きな摘果リンゴは、誰もが「もったいない」と思っていても農薬問題から食用利用できず、そのまま放棄されてきました。生産者にとっては作業の邪魔になるだけで、問題や悩みの種となっていました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/544486/LL_img_544486_3.jpg
摘果リンゴ(1)

そんな「摘果リンゴ」を、地域をあげて製菓原料として食用利用し、生産者の大きな収入源となっている地域が長野県にあります。その地域は「飯田下伊那」地域、別名「南信州」と呼ばれる中央アルプスと南アルプスの谷間の街です。この地域では15年以上前から、捨てられるはずの「摘果リンゴ」を捨てずに活用しています。

リンゴはバラ科の植物で、病害虫にとても弱い植物であるため、春から複数回にわたり消毒を行い、樹と果実を保護しています。消毒直後は、人体に有害となる可能性があるため、農薬取締法により食用利用は厳しく制限され、全てが放棄されてきました。
しかし、握りこぶしほどある大きさの「摘果リンゴ」を見て「もったいない」と感じ、何か活用できないかと模索し、地域のリンゴ生産者、地域のJA、マツザワが共同で、いろいろな方法を考え実行。消毒の種類と散布するタイミングを変更し、テストを繰り返し、新たな防除体系をつくり出し、地域をあげて摘果リンゴを食用利用する仕組みをつくりあげました。

誰もが不可能と思っていた摘果リンゴの食用利用を、地域をあげて実現した現在は、50軒ほどのリンゴ生産者が摘果リンゴの食用利用事業に参加。地域の新たな産業として成長してきました。
事業スタート当時、摘果リンゴを使ったお菓子を製造すると、「ゴミを使ってお菓子をつくるのか」と言われることもありましたが、現在では「棄ててしまうものを活用するとは、何と良い取り組みだ」と言われるまでに世の中も変わってきました。

ジャムやジュースなどに使われる加工用のリンゴは、通常1kgあたり20円~30円で取引されていますが、流通をゼロから見直し、マツザワは1Kgあたり50円~70円で買取りをしています。
リンゴ生産者の方々からは、「棄てられるはずの摘果リンゴを高く買い取ってもらえてありがたい」「おいしいお菓子になってうれしい」など、喜びの声に加え「おいしいお菓子の原料をつくっているんだ」とやりがいや仕事に対する誇りへと変化してきています。

集荷された摘果リンゴは、「りんご乙女」、「リンゴスティックパイ果の山」、「輪切りドライフルーツさわやか青リンゴ」、「APPOシードル」などに姿を変え、おみやげとして多くのお客様に喜ばれています。
なかでも「りんご乙女」は味覚に特化した国際コンテストiTi(旧:iTQi)において2009年から2025年まで最高位3つ星を連続受賞。17年連続受賞のお菓子は日本では唯一。アジア地域で見てもこの「りんご乙女」だけであることから、台湾などからのインバウンド客に「日本みやげ」として国際空港などで多く購入されています。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/544486/LL_img_544486_9.jpg
りんご乙女(1)
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/544486/LL_img_544486_10.jpg
りんご乙女(2)
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/544486/LL_img_544486_12.jpg
リンゴスティックパイ果の山(1)
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/544486/LL_img_544486_13.jpg
リンゴスティックパイ果の山(2)

【受賞歴】
2018年 農林水産省 もったいない大賞 審査委員会委員長賞 受賞
2023年 オルタナ サステナブル セレクション 最高位 3つ星 受賞
2024年 ソトコト ウェルビーイング未来アワード 受賞
2009年~2025年 iTi国際優秀味覚コンテスト 最高位 3つ星 連続受賞(りんご乙女)
2011年 iTQi国際優秀味覚コンテスト クリスタル味覚賞 受賞(りんご乙女)
2015年 iTQi国際優秀味覚コンテスト ダイヤモンド味覚賞 受賞(りんご乙女)


■今後の展望
未利用品の有効活用により「儲かる農業」を実現させ、地域で暮らす全て人々が安心して自身の仕事に打ち込める、そんな地域社会をつくりたいと考えております。
そう決意したマツザワグループでは、販売(3次産業)、加工(2次産業)に留まらず、2025年3月には農業法人も設立。後継者不足で終農を検討する方々から農地を預かり営農を継続させる取組にもチャレンジ。大手メーカーとの提携による摘果リンゴを原料に使用した商品の発売により、放棄ロスをさらに削減、地域の方々と6次産業化を実現させ地域創生を加速させてまいります。


■会社概要
商号 : 株式会社マツザワ
代表者 : 代表取締役 松澤 徹
所在地 : 〒399-3192 長野県下伊那郡高森町下市田3123
設立 : 2006年3月
事業内容: おみやげ品の企画/製造/流通/販売、小売店・飲食店経営など
資本金 : 1億円
URL : https://www.matsuzawa-holdings.co.jp/


【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】
株式会社マツザワ お客様相談窓口
TEL:0120-666-890


詳細はこちら

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記事提供:@Press

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