GSアライアンスが国連工業開発機関(UNIDO)から「ウクライナのグリーン産業復興プロジェクト」の補助金対象企業として採択
GSアライアンス株式会社

GSアライアンス株式会社(本社:兵庫県川西市、代表取締役 CEO:森 良平博士(工学))は、ウクライナの有機廃棄物を一部資源として作る植物、バイオマス由来の生分解性プラスチック、生分解性樹脂などを開発、製造の実現を目的としたフィージビリティ・スタディ(実現可能性調査、事業予算250千ドル)に関するグラント・アグリーメント(補助交付契約)を締結し、2025年9月30日より事業を開始しました。本調査は、国際連合工業開発機関(United Nations Industrial Development Organization、略称:UNIDO)の支援を受け「日本企業からの技術移転を通じた新事業創造によるウクライナのグリーン産業復興プロジェクト」の一環として実施されるもので、調査期間は12か月間を予定しています。
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GSアライアンス株式会社のロゴ
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100%植物バイオマス由来のボトル
UNIDOは、ウクライナのグリーン産業復興プログラムを2024年から2028年にかけて実施しています。日本企業からの技術移転を通じた新事業創造によるウクライナのグリーン産業復興プロジェクトは、日本の経済産業省の資金拠出のもと、ウクライナと日本の民間セクター間における技術移転、人材育成、ビジネス共創によって、ウクライナの産業復興とイノベーション・エコシステム構築を支援することを目的としています。
本プロジェクトはGSアライアンスが主事業者として、ウクライナ企業のTETRAVION K Ltd.と協力して進めます。GSアライアンスは植物バイオマス由来の生分解性プラスチック、樹脂や、廃木材などの有機廃棄物をそれらの製品の一部の原料にした製品などを開発してきました。同社は地球温暖化の原因であるCO2やナノプラスチックなどのプラスチック汚染の削減のために、世の中の石油由来の製品をできるだけ全て植物、バイオマス由来の製品に置き換えることを目標としており、本プロジェクトで実行する生分解性プラスチック、樹脂以外にも、燃料、コーティング材料、塗料、色材、ゴム、繊維、化粧品、洗剤、接着剤、肥料、潤滑剤、可塑剤。3Dプリンター製品などを全て植物バイオマス、有機廃棄物などから開発しています。
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サルガッサムと言われる廃海藻を一部原料とした植物バイオマス分解性樹脂製カトラリー
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植物、バイオマス由来の生分解樹脂を用いて3Dプリンターで印刷して作成した机などの家具
ウクライナには農業残渣、わら、トウモロコシ殻などの有機廃棄物が大量に存在しており、本プロジェクトにおいて、GSアライアンスはこれらの有機廃棄物を一部原料として、植物バイオマス由来の生分解性樹脂、生分解性プラスチックを開発するという目標に向けて取り組んでいきます。
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廃木材を一部原料とした植物バイオマス由来生分解性樹脂ペレット
同社の代表取締役CEOである森 良平博士(工学)は、まずは生分解性樹脂、生分解性プラスチックの開発に注力し、後にそれ以外の植物バイオマス由来の塗料、コーティング材料などの製品群の開発も進めていきたいと考えています。また、GSアライアンスは既にスイスにも支社を設立しており、地理的に近い欧州拠点の優位性を生かして事業をスイスからも支援していきたいとも考えています。
GSアライアンスは2020年にUNOPS(国際連合プロジェクトサービス機関)が支援する脱炭素、カーボンニュートラル事業を進めるスタートアップ企業として採択された実績もあり、当社の種々の技術は、UNIDO Stepp(国際連合工業開発機関が提供するサステナブル技術普及プラットフォーム)、WIPO GREEN(世界知的所有権機関)などの国連組織に登録されており、2025年10月7日には、EXPO 2025 大阪・関西万博の国連パビリオンにおいて同社の代表取締役である森 良平博士(工学)が登壇します。
■会社概要
商号 :GSアライアンス株式会社
代表者 :代表取締役 森 良平博士(工学)
本社所在地 :〒666-0015
兵庫県川西市小花2-22-11(冨士色素株式会社 建物内)
事業内容 :カーボンニュートラル、脱炭素、SDGs課題に取り組む環境、
エネルギー分野の最先端技術の研究開発
支社/合弁会社:東京都港区、Biel/Bienne(ベルン州、スイス)、
Toronto(オンタリオ州、カナダ)
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記事提供:@Press