オリィ研究所、高齢者施設で分身ロボット『OriHime』を活用した実証実験を実施
2024年10月01日
分身ロボット『OriHime』を活用
株式会社オリィ研究所(以下、オリィ研究所)が8月に、社会福祉法人 長岡福祉協会と共同で高齢者施設における遠隔レクリエーションの実証実験を行ったことを、9月30日に発表した。
日本では高齢化が急速に進んでいることから介護現場では、人手不足が大きな課題となっており、特に高齢者とのコミュニケーションやレクリエーション活動への対応が難しい状況にある。
同実験では分身ロボット『OriHime』を活用し、移動が困難な人がエルダーシステムを同時に遠隔操作しながらレクリエーション(主にカラオケや口腔体操、座位で行う運動)に参加できる仕組みを検証。DKエルダーシステム専用機「FREE DAM LIFE」のレクリエーションを体験し、コンテンツのマンネリ化解消も併せて検証した。
ロボットを活用することで職員の業務負荷を軽減
実証実験の結果、通常よりも高い集中力を発揮する利用者がいたほか、ほかの業務に追われる職員にとっても「ロボットを活用することで業務負荷が軽減され、業務をしながら見守りもできる」といった旨の意見などが寄せられた。
オリィ研究所によれば同実証によって利用者や職員に一定の効果があることが分かり、今後も実証回数やコンテンツなどを変えながら検証を続けることで、より効果的かつ生産性の向上に寄与できる方法を模索していくとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社オリィ研究所 プレスリリース
https://orylab.com/
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