多様な人財採用の一環として障がい者雇用を考えるクレスコの取り組みとは
2016年08月28日

障がい者就職支援サイト「サーナ・アーカイブス」に掲載
1988年に設立、独立系のシステムインテグレータとして成長を続ける株式会社クレスコ。株式会社イフ運営の障がい者就職支援サイト「サーナ・アーカイブス」のコーナー「障がい者雇用の取り組み」内で、同社が紹介された。
同社の理念にもとづいた障がい者雇用への取り組み
同社の「クレスコ憲章」で掲げられているのが、「人間中心、実力本位の会社である」ということ。この理念にもとづき、多様な人財として障がい者採用を拡大する必要性を感じ、同社では2008年から障がい者採用を継続的に行っている。
同社では障がい者雇用をスタートさせるにあたり、まず「障がい者の採用は、クレスコ社内全体での取り組み」という合意の形成を行ったという。幹部会で、障がい者雇用関連の法律の話、現状の雇用人数や雇用率など具体的数値を示した上で、各部門部署への受け入れを要請。
準備段階から公的機関との連携を図る
そしてその場に公的機関である「東京障害者職業センター」の人にも同席してもらい、障がいの種類、受け入れ時に配慮すべきことなどの話を聞いたという。多様な人財の受け入れ、成長に必要な「働きやすく、働きがいのある職場環境の提供」を第1に考えて準備を行った。
また同社の取り組みの中で特に優れているのが、障がいの有無に関係なく、新入社員に入社後1年間配属先部門長が選出した先輩社員が指導員としてマンツーマンで教育するという指導員制度だ。障がい者を指導する場合は、やはり公的機関の人を呼んで説明会を開催。
ほか指導員が業務に関する研修を行う場合に、障がいの状態に応じたティーチングやコーチングなどでアプローチ方法を工夫するといった依頼もしている。会社の姿勢はもとより、公的な専門機関との密な連携が同社の障がい者雇用成功のカギといえそうだ。
▼外部リンク
株式会社クレスコのニュースリリース
http://www.cresco.co.jp/news/2016/sana.html
記事提供:障害者雇用インフォメーション|