障がい者雇用に積極的なデンソーが障がい者の可能性を広げる新たな子会社設立
2016年01月30日
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自動車部品メーカー、デンソーの子会社
先進的な自動車技術、システムや製品を提供している、グローバルな自動車部品メーカーである株式会社デンソー(本社愛知県)は、さまざまな障がい者の雇用、そして仕事において活躍できる場を拡大するために、2016年1月21日(木)に株式会社デンソーブラッサム(DENSO BLOSSOM Co. LTD)を設立した。
社名にはひとりひとりが花開くという意味を込めて
社員それぞれの魅力や能力が花開くような会社を目指して命名された同社の所在地は愛知県刈谷市にあるデンソー本社の敷地内。そこで社内郵便物の仕分け、受発信、配達やフロア清掃、緑化といったデンソーからのオフィスサポートサービス業務受託をメイン事業として、2017年4月から操業を開始する。従業員数は2018年時点で約90名、うち障がい者は約70名を予定。
特例子会社もつくり、障がい者雇用に積極的に
デンソーはこれまでも身体障がいや知的障がい者の雇用、活躍支援を行っており、生産職場と1984年に設立されたデンソー太陽株式会社で障がい者雇用に取り組んできた。
デンソー太陽株式会社は障がい者雇用のための特例子会社で、自動車用コンビネーションメーター、スマートキーなどを生産。バリアフリーを徹底、障がい特性に合わせた設備導入するなどの工夫により、障がい者による自立した生産活動を実現している。
デンソーは、この特例子会社での雇用も含め2014年度の障がい者雇用数は599名で、障がい者雇用率は2.15%。法定雇用率2.0%を上回る。新会社デンソーブラッサムでは、未だ社会的に就労数が進んでいない重度障がい者をはじめ、障がい種や程度、また本人の志向に応じて働くことのできる場を選択可能なように、多様な就労機会の創出を行っていくそうだ。
▼外部リンク
株式会社デンソーのプレスリリース
http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2016株式会社デンソー
http://www.denso.co.jp/ja/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|