ITのスキルアップで障がい者の自立を促進
2014年11月22日

障害者自立支援協会グループの合同会社ムーブ
障がい者の経済的・社会的自立を総合的に支援する一般社団法人障害者自立支援協会グループが、ITのスキルアップに重点を置き、安定した収入の確保と一般就労の実現を目指す取り組みを強化している。
10月1日には、専門の職業訓練施設(移行支援事業所)である合同会社ムーブが誕生。本当の意味での“自立”が可能となるよう、障がい者に研修を通じてパソコンスキルなどITスキルを修得してもらうことを目標とした活動を開始した。
今月4日からは、就労移行支援を目的とする「障がい者スキルアップスクール」を福岡市博多区で開講。「ホームページ制作コース」と「webデザインコース」の2コースを設け、4時間~6時間の授業を1年間行って、障がい特性や能力に応じ、主に一般企業を対象とした就職の斡旋を行うという。また、障害者自立支援協会グループにおいても、人材として積極的に採用していく方針だ。
受講は随時受付、グループでの事業はさらなる拡大を目指す
このスキルアップスクールは、既に開講されているが、受講を希望する障がい者の受付は随時行っている。昼食は無料で支給され、授業料も原則1割負担、所得などに応じて月額負担の上限が設けられているなど、幅広い対象者ができる限り無理なく利用できるものとなっている。
障害者自立支援協会グループでは、今後もさらに事業を拡大していく方針で、こうした障がい者のスキルアップ事業にはとくに注力していくという。スクールの事業所開設スピードもアップさせていくといい、スキルアップを通じて、障がい者がよりやりがいのある仕事に就き、より高い賃金を得られるようサポートしていくとする。
既にグループ内で雇用され、アプリの開発業務やホームページの制作を手がけている障がい者もおり、こうした雇用も増大させていく方針を打ち出している。
▼外部リンク
一般社団法人障害者自立支援協会 Facebookページ
https://www.facebook.com/shogaisha障がい者スキルアップスクール ムーブ(合同会社ムーブ) ホームページ
http://www.skillupmove.com/一般社団法人障害者自立支援協会 ホームページ
http://shogaisha.org/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|