障害者雇用のプロが障害者を戦力化する方法を指南
2014年04月15日
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法定雇用率を達成しながら組織活性化に活かす
障害者就労移行支援サービスを展開する株式会社綜合キャリアトラスト。その代表取締役である宮林利彦氏による障害者雇用に関する記事が「経営者通信」4月号の「人を活かす経営特集」に掲載された。Web上でも、そのインタビュー抜粋を読むことができる。
「法定雇用率を達成しながら障がい者を戦力化する方法」をテーマに、45名の障害者が活躍する特例子会社で蓄積したノウハウを公開し、コンプライアンスや社会貢献の観点だけではなく、障害者を企業の戦力として、組織活性に活かす方法を説いており、示唆に富む内容となっている。
課題解決の実例や実践できる戦力化方法を詳しく紹介
障害者の就業の場の創設は、もはや社会全体において不可欠なテーマだが、その採用やマネジメントのノウハウに乏しい企業にとっては、障害者雇用促進法の引き上げられた法定雇用率を達成することも負担となりかねない。
そこでインタビューでは、中小企業などでも実践できる、障害者の採用の仕方から、雇用後に生じる課題、その解決方法などを指南している。宮林氏によると、採用においては、面接時に従事する業務と採用基準を明確にしたうえで、症状やスキル面のヒアリングをしっかりと行うこと、そしてそれ以上に重要なのがその後の研修であり、コミュニケーションスキルからはじめて、基礎ビジネスマナーやパソコンスキルを中心とする事務能力まで丁寧なレクチャーが欠かせないという。
雇用後においては、障害者の不安要素を取り除くため、日々誰かに相談できる環境を構築すること、コミュニケーションを活発にすることが重要で、これにより職場への定着化も図れるとする。可能であれば、常に相談できる専門員を配置するとよいそうだ。
さらに専門チームを作っていくこと、そのなかで仕事に対するモチベーションを高め、積極性を伸ばしていく仕組みなど、具体的な雇用法のアドバイスがなされている。悩みを抱えている企業に、解決の糸口を与えるものとなるだろう。
▼外部リンク
経営者通信Online 該当ページ
http://k-tsushin.jp/search/details/016764/index.html株式会社綜合キャリアトラスト お知らせ
http://socat.jp/2014/04/10/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|