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【車いすの少年感激!】障がいに負けず富士山登頂成功~17人のスタッフに支えられ

2011年08月18日

【車いすの少年感激!】障がいに負けず富士山登頂成功

車いすの少年が無事富士登頂に成功
生まれてすぐにがんが見つかり、脊椎の一部を摘出したため、車いす生活を送っている小学生の少年が11日、富士登山に挑み、無事山頂に登頂した。
特別仕様の車いすとたくさんのスタッフに支えられて
この少年は大阪府大阪市在住の安達敏音(はやと)君。敏音君が登山に使用した車いすは、完全アウトドア仕様のもの。軽量化し、簡単に持ち上げられる前輪と後輪には左右2つずつの車輪を配した特別仕様だ。

父親の武敏さんやNPO法人のスタッフら17人の手を借りて2日がかりで登頂。11日午前4時52分、車いすに乗ったまま無事富士山頂に到達した。

3度目の正直!企画したユニバーサルフィールドインターナショナルは感無量
この登山を企画したのは、NPO法人「ユニバーサルフィールドインターナショナル」(京都府京都市:小泉二郎代表理事)。
「障がい者やその家族は、挑戦すればできるかもしれないのに、障がい者ができる範囲を無意識のうちに狭めて考えてしまうことが多い」(小泉代表理事)
との考えで、2009年から毎年、車いす登山やトレッキングキャンプのプロジェクト活動を行っている。

このプロジェクトは今年で3回目だが、2009年は悪天候で登頂を断念、翌2010年は無事登頂できたものの、荒天でご来光は拝めなかったという。小泉代表理事は、あきらめずに頑張ったからできたことだと感無量で今回の成功を語ったという。

敏音君は、無事登頂できたのはスタッフみなさんのおかげと笑顔を見せ、父の武敏さんは、今回の登山に参加して、障がいが絆を生むことがあると強く感じ、他の障がいのある人にもどんどん挑戦してほしいと語ったという。

さまざまな立場の人が共生できる社会へ
バリアフリー化が進む日本だが、その概念にとらわれ過ぎずに少しの知恵と勇気があれば、障がいの有無に関係なく、同じように楽しめる社会環境ができるのかもしれない

今後の「ユニバーサルフィールドインターナショナル」の活動に注目したい。

▼外部リンク

ユニバーサルフィールドキャンプ2011 富士山
~ Mt. Fuji Project 2011 ~


NPO法人 ユニバーサルフィールドインターナショナル

記事提供:障害者雇用インフォメーション

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