従業員の7割が障がい者~(株)エフピコのリサイクル拠点開所 【佐賀】
2011年05月23日
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佐賀県神埼市にリサイクル拠点が開所
食品トレー製造で国内4割と高いシェアを誇る株式会社エフピコ(広島県福山市:以下エフピコ)は13日、リサイクル拠点となる九州選別センター(佐賀県神埼市:以下同センター)の開所式を行った。同様の選別センターが全国に点在しており、今回9か所目(グループ会社や特例子会社を含む)の開設となった。
障がい者とともに成長する企業
エフピコでは知的障がい者を中心とする障がい者の雇用に力を入れており、同センターでは37名の障がい者(うち重度29名)が働く。これは全従業員50名の7割超に当たる人数だ。彼らは主に分別作業に従事する。
同センターはすでに10年9月にオープンしており、九州や山口県のスーパーマーケットなどから回収した使用済みトレーを分別している。今年1月に折り箱などを製造する子会社の工場を同センター内に移転させ、本格稼働に至った。1日に最大約72トンのトレーを処理することができるという。
全国に雇用の場を創出していく「エフピコグループ」
エフピコの特例子会社であるダックスグループは厚生労働省から認定を受け、障がい者と健常者が互いに助け合って働いていける場を提供。グループ会社であるエフピコ愛パック株式会社は、営利法人としては日本初となる障害者自立支援法による「就労継続支援A型」の事業者認定を受けている。
また、企業全体の障害者雇用率は法定の1.8%を大幅に上回る16.1%を達成しており、今後も全国各地に展開していくとのことである。
▼外部リンク
株式会社 エフピコ
記事提供:障害者雇用インフォメーション|