帯広競馬場に優しさとおいしさの絆を~チャレンジドショップ「KIZUNA」オープン
2011年05月05日
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障害者の働く場が競馬場にオープン
障害者の就労支援などを行っている指定障害福祉サービス事業所の帯広ケアセンター(北海道帯広市:以下同センター)は先月23日、帯広競馬場に「チャレンジドショップKIZUNA(きずな)」をプレオープンさせた。
同センターでは既に帯広市内で3店舗を運営しており、今回4店目の出店となった。全国から年間20万人以上が来場する場所で、障害者の就労訓練の場として社会参加の機会を創出していく。5月からは同センターと「十勝障害者就労・生活支援センター だいち」の利用者が訓練を始める予定。
地元農家や企業が開発したオリジナル商品も販売
KIZUNA(きずな)は原則土・日・月曜の競馬開催日に営業する。先月30日からは本営業を開始しており、時間は10:00~17:00、ナイター開催時は13:00~20:30。
店ではコロッケ、飲む生チーズやゴボウドリンクなど軽食や飲み物を販売、そのほか地元の農家・中小企業が開発したチャレンジ商品なども並ぶ。この競馬場からヒット商品をだしたいと同センター所長の片平氏は意気込んでいる。
北海道の新鮮な野菜や花を生産
同センターは、平成3年4月に精神保健福祉法に基づいて通所授産施設として開設され、平成18年10月には自立支援法に伴い就労移行支援事業施設に移行。
支援の取り組みとして6ヘクタールの農地を活用した野菜、花・苗の生産活動を行い、帯広市内で販売を行なっている。また、生産野菜をはじめ特産品などを季節に応じて地方発送を行なっており、こちらも好評を得ている。
▼外部リンク
帯広ケアセンター(社会福祉法人 慧誠会)十勝障害者就業・生活支援センター だいち
記事提供:障害者雇用インフォメーション|