障害者雇用率3.24%達成!【開園10周年】ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
2011年04月11日
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開園10周年で法定雇用率の約2倍に
2001年3月31日のグランドオープンから10周年を迎えたテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)。
この事業主体である株式会社ユー・エス・ジェイ(以下:USJ)の障害者雇用率が今月1日に3.24%に達し、雇用人数は57名となった。
全国の障害者雇用の現状は?
現在の法定障害者雇用率は一般の民間企業で1.8%。しかしながら、この雇用率が未達成の企業は全国で38,088社(平成22年時点:厚労省)ある。
その中でも、不足数が1人以下である企業は64.6%と過半数を占めており、障害者を1人も雇用していない企業(いわゆる0人雇用企業)は、未達成企業に占める割合の63.9%と高い数字になっているのが実態である。
多くの企業が未達成である現状の中、USJの障害者雇用意識の高さがうかがえる。
充実したサポート体制
USJでは2001年のオープン当初より障害者雇用に積極的であるが、推進しているのは雇用だけではない。
現場に障害者職業生活相談員を配置したり、作業マニュアル作成や各設備の整備など、障害者が働きやすい環境づくりにも常に配慮を欠かさない。
また、支援機関や各家庭との連携も密にとっており、職場と生活両面のサポート体制も万全だ。
今後もよりよい地域社会つくりと発展に向けて
2006年には社会貢献プロジェクト「USJドリームウィーバーズ」を発足、地域サポート活動やNPO法人とのコラボレーションによるボランティア活動などにも積極的に取り組んでいる。
多方面の活動で躍進するUSJ、今後も目が離せない。
▼外部リンク
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式ホームページ法定障害者雇用率について(厚労省:障害者雇用対策)
記事提供:障害者雇用インフォメーション|