全国初:ブリヂストン工場内に障害者就労支援施設開所
2011年04月08日
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企業と学校法人が協働~「働き教育センター」オープン
株式会社ブリヂストン(本社:東京都中央区)は、滋賀県彦根市にある同社工場内に障害者職業訓練施設である「働き教育センター」を開設、3月21日に開所式が行われた。
一般就労を目指す実習生が4月から1年間、将来ブリヂストンや関連会社で働くことを目指して、工場内での作業実習やパソコン操作などトレーニングを受ける。
全国初の取り組み
通常、社会福祉法人や民間非営利団体(NPO)などが障害者自立支援法に基づき、障がい者の就労支援施設事業所を開設、運営を行っているが、民間企業の事業所内にこうした施設を設置するのは全国初であるという。
働き教育センター彦根を運営する学校法人関西福祉学園が、彦根工場と交流の深い滋賀県立甲良養護学校を通してブリヂストンに協力を依頼、今回の実現に至った。
CSR活動に積極的に取り組むブリヂストンの従業員
ブリヂストン彦根工場では日頃から、養護学校の教育を支援するため、従業員による作業指導、スポーツ交流といったボランティア活動を行うなど、コミュニケーションを密にとったCSR活動に積極的に取り組んでいる。
関西福祉学園の辻理事長は、今後も障がい者の社会的自立を目的とした事業展開に意欲を見せており、同様の取り組みが民間の多くの企業に広がっていくことを期待している。
▼外部リンク
株式会社 ブリヂストン
http://www.bridgestone.co.jp/学校法人 関西福祉学園 働き教育センター
http://www.hukusi-shiga.net/study/3/index.htm
記事提供:障害者雇用インフォメーション|