東京都市大学のユニバーサルデザイン研究室が「ジャズトレ in 宇都宮ライトレール」を開催 ― 走行中のLRT車内でジャズライブ、路面電車の新たな活用手法を実証実験
東京都市大学
東京都市大学(東京都世田谷区/学長:野城智也)都市生活学部のユニバーサルデザイン研究室(指導教員:西山敏樹准教授)は12月8日、栃木県宇都宮市と芳賀町を結ぶ路面電車「宇都宮ライトレール」車内でのジャズライブを実施した。「ジャズトレ in 宇都宮ライトレール」と題したこのイベントは、同研究室の山本海月さん(都市生活学部4年生)が中心となった企画で、LRT(次世代型路面電車)の新しい活用手法の実証実験であるとともに、宇都宮でのジャズ文化の振興を図る試み。当日は走行中の車内で生演奏が行われ、乗客は大きな盛り上がりを見せた。
2023年8月、路面電車としては75年ぶりに開業し、国内初となる全線を新設したLRT(次世代型路面電車)「宇都宮ライトレール」は全国的にも話題を集め、新たな名物になりつつある。
宇都宮は「ジャズのまち」としても知られ、さまざまなライブやイベントが行われているほか、ジャズの生演奏が聴ける店も多い。
今回のイベントは、走行音が小さく振動も少ないLRTの特徴から、山本さんが考案したもの。宇都宮ライトレール株式会社、宇都宮市、芳賀町の協力のもとで行われ、LRT車両の今後の活用手法を試すとともに、宇都宮のジャズ文化のさらなる振興を図る取り組みとなった。
また、同研究室としては、静岡県の伊豆急行線における「走るスーパー・買い物列車」に続く、地域の活性化を目指した企画列車となる。
当日は、参加申込をした乗客らが県内外から「宇都宮駅東口」停留場に集合。「芳賀・高根沢工業団地」停留場との間を往復し、走行中の車内では、宇都宮を中心に各地で活躍している井口大夢カルテットや、山本さん自身による山本海月''ROOTs''の演奏で大きく盛り上がった。
宇都宮市の議員や職員らの視察もあり、まちづくりの有効なツールとして、今後の展開が期待される。
(参考)
・ジャズとLRTのまち・宇都宮を盛り上げるジャズトレの実証実験
https://toshiseikatsu-gakubu.jp/news/id2024120914151503847k81.html
・ユニバーサルデザイン研究室による「走るスーパー・買い物列車」の第3回実証実験(2022.07.27)
https://toshiseikatsu-gakubu.jp/news/id202207272332560248t361.html
▼本件に関する問い合わせ先
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