2/1 さがみはら・学ぶ楽しみ発見プログラム(インクルーシブ・プログラム開発事業)成果報告会開催、文部科学省「学校卒業後における障害者の学びの支援推進事業」を受託する相模原市と連携・協力、発達・知的障害のある若者が大学で学ぶ機会をつくりたい
相模女子大学
相模女子大学・相模女子大学短期大学部(所在地:神奈川県相模原市南区、学長:田畑雅英、以下「相模女子大学」)は、相模原市との連携・協働により、発達障害や知的障害のある若者を対象としたインクルーシブな生涯学習プログラム(「インクルーシブ・プログラム」)の開発を行っています。2025年2月1日13時より、本取り組みの成果報告会を開催いたしますので、お知らせいたします。
文部科学省の「学校基本調査」によると、大学での障害学生在籍率は1.69%(2023年)とされており(※)、障害のある生徒が高校卒業後に「大学へ進学して学び続ける」という選択肢を持つ機会は少ないのが実情です(※日本学生支援機構「令和5年度(2023年度)大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査結果報告書」より) 。この状況を受け、文部科学省は「学校卒業後における障害者の学びの支援推進事業」を実施しています。本事業の一環である「地域連携による障害者の生涯学習機会の拡大促進」事業を相模原市が受託し、さらに相模女子大学が相模原市からの再委託を受け、2021年度から障害者を包摂する学習プログラム「インクルーシブ生涯学習プログラム」の開発事業を実施しています。
この「インクルーシブ生涯学習プログラム」は、「生涯学習プログラム」と「エンパワメント・プログラム」で構成されます。前者は若者なら誰でも参加できる生涯学習の機会、後者はそのセミナーの企画や運営を担う発達障害・知的障害のある若者の活動です。本学の学生も共に活動に参加し、対等な関係の中で意見交換をしながら取り組んでいます。特に、「エンパワメント・プログラム」では、学生や障害のある当事者たちが、"障害の有無を問わず参加できる生涯学習とは?"を命題に掲げ、セミナーの企画・運営を担い、YouTube等で発信しています。
今回の成果報告会では、オープニング講演として早稲田大学教育・総合科学学術院の梅永雄二氏から、「発達・知的障害の人たちに開かれた大学」としてハワイ大学の事例を紹介します。次に、実践報告では発達・知的障害の当事者が主体となり行うプログラムの企画・運営やその成果について、本プログラムの普及啓発における相模原市の取り組みについて報告します。さらに、文部科学省男女共同参画共生社会学習・安全課長、国立特別支援教育総合研究所の上席総括研究員(兼)センター長や相模原市こども・若者未来局局長による講評も予定されており、障害者学習支援に携わる官学の関係者が集う機会となっています。
相模女子大学は今後も相模原市と協業し、発達・知的障害のある若者や学生とともに「学校卒業後も学び続けることのできる居場所づくり」に取り組んでいきます。
【さがみはら・学ぶ楽しみ発見プログラム(インクルーシブ・プログラム開発事業)2024成果報告会概要】
開催日: 2025年2月1日(土)13:00~16:00
場 所: 相模女子大学7号館711教室またはオンライン
(住所:神奈川県相模原市南区文京2丁目1番1号)
定 員: 500名
内 容: 本リリース補足資料のチラシをご参照ください。
申込方法:
https://forms.gle/8sBf5mVjUvXU1Crs5
▼本件に関する問い合わせ先
相模女子大学広報事務局
米澤智子(ワンパーパス株式会社内)
住所:神奈川県相模原市南区文京2-1-1
TEL:080-5083-6834
メール:t-yonezawa@onepurpose-pr.com
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/
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