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青森大学が3月16日に東京キャンパスで日本初となる「高規格避難所」開所訓練を実施 ― 水害リスクの高い江戸川区で「災害関連死を抑え、女性にやさしい避難所」を目指す

青森大学



青森大学(学長:澁谷泰秀)は3月16日(日)、東京キャンパス(東京都江戸川区)で「高規格避難所」開所訓練を実施する。避難所開所訓練とは、災害時における迅速かつ円滑な避難所の開所・運営を可能とするための訓練のこと。同キャンパスは地域の避難所に指定されており、当日は7つの学校とPTA、10の自治会と民間企業、江戸川区危機管理部、日本赤十字などが参加。訓練は、避難所運営の全体像をHUG(避難所運営ゲーム)で把握し、それを体育館で追体験するという構成をとる。地域の人々に「災害関連死を抑制し、女性にやさしい避難所(高規格避難所)」を実際に体験してもらい、地域コミュニティの減災の取り組みに大きな進展をもたらすことが期待される。




 青森大学東京キャンパスのある江戸川区は、荒川が氾濫を起こした際には区内の9割が水没し、その水深は2~4m、水没期間は2週間になると推測されている。地域に約70万人が住まう、極めて水害リスクの高いエリアとなる。一方で、より詳細な所在地である清新町は、スーパー堤防の延長として整備された、区で唯一地盤高が高い場所であり、キャンパスは地域の避難所として指定されている。
 そのため、災害時には周辺から推計約2.5万人の避難者の流入が予想される。同地区の収容人数2,000人を大きく上回ることから、一般の避難所とは異なる運営・訓練が求められる。
 同大ではこのような条件の中で、江戸川区の協力を得つつ、他大学や民間企業の協力体制を事前に取り付け、「災害関連死を抑制し、女性にやさしい避難所(高規格避難所)」の実現を目指している。

 3月16日(日)の開所訓練は東京キャンパスを会場として、指定避難所を運営する7つの学校(小・中・高・大)とPTA、10の自治会と民間企業、江戸川区危機管理部、日本赤十字などが参加する。
 また、2024年に台湾で起きた花蓮県の地震において、高規格の避難所を短時間で開設したボランティア団体「台湾仏教慈済慈善事業基金会」の日本法人も協力者として参加。運営アドバイスと炊き出し実演を行う。

 訓練の構成は従来とは異なり、避難所運営の全体像をHUGで把握し、それを現実に体育館で追体験するというもの。混乱が予想される受付においては、大学が独自に開発した「受付システム」のデモと使用実習を行う。
 また、プライバシーに配慮したテント型居住スペースや、女性用パウダールーム、循環水シャワー施設、マンホールトイレなど、高規格避難所の条件となる設備を提供。これらに直接触れ、説明を聞くことで、理解を深めることができる。

 なお、この訓練は、青森大学が地域貢献活動として自治会を支援する3つプログラム(①防災士育成と自治会への派遣、②日本初となるコミュニティ水災保険の提供、③高規格避難所と自治会DXの提供)の一つにあたる。


■高規格避難所開所訓練 第1回
「災害関連死を抑え、女性にやさしい高規格避難所」の開所訓練
【日 時】 2025年3月16日(日) 13:00~16:10
【会 場】 青森大学東京キャンパス 226号室および体育館( https://aomori-u-tokyo.jp/access/

・東京都江戸川区清新町2-10-1 (地下鉄東西線「西葛西」駅またはJR京葉線「葛西臨海公園」駅から徒歩15~20分)
【対 象】 避難所運営に携わる人(自治会役員、学校施設管理者、PTA、災害ボランティア、研究者など)
【参 加】 無料
【申 込】 添付の「参加申し込みファイル」に必要事項を記入の上、下記メールアドレスに3月2日(日)までに申し込み
・e-mail: h.kubo@aomori-u.ac.jp (久保英也 教授)
【運営責任者】
 久保英也 教授(青森大学東京キャンパス)
<プロフィール>
 博士(商学:神戸大学)。神戸大学大学院経営学研究科准教授、滋賀大学大学院経済学研究科教授・リスク研究センター長、立教大学21世紀社会デザイン研究科特認教授を経て、現職。日本リスク学会の学会長を務めるなどリスク管理の専門家。とりわけ、ファイナンスとリスク結合研究に注力し、モットーは「研究の社会実装」。防災士、社会保険労務士。


■高規格避難所
 青森大学が実現を目指している「災害関連死を抑制し、女性にやさしい避難所(高規格避難所)」とは、具体的には下記の①~⑤を揃えたもの。「床に雑魚寝する被災者」「断水で使えないトイレ」といった従来の「汚い避難所」のイメージを一新し、避難所の環境の大幅な改善を図る。

 ①多くの避難者をスムーズに受け付ける大学が独自開発した避難所受付システム
 ②プライバシーに配慮したテント型居住スペース(室内テント)
 ③避難弱者となる女性が快適に過ごせるパウダールームや専用休憩室と子供専用スペース
 ④循環水を利用したシャワーと24時間使用できる手洗い機器
 ⑤ハイブリッド電源車や衛星通信の配備、マンホールトイレの設置など避難所必須インフラ





▼高規格避難訓練に関する問い合せ先
 青森大学東京キャンパス 久保英也研究室
 住所:東京都江戸川区清新町 2-10-1
 Tel:03-6261-6399
 e-mail:h.kubo@aomori-u.ac.jp


▼本件に関する問い合わせ先
広報室
平野 真司
住所:青森県青森市幸畑2-3-1
TEL:017-738-2001
FAX:017-738-0143
メール:koho@aomori-u.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

記事提供:Digital PR Platform

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