日本英語検定協会と宇都宮大学が「生涯学習プラットフォーム(商標登録出願中)」の開発に関する協定を締結
公益財団法人日本英語検定協会

~高校・大学・企業間をつなぎ、生涯にわたる学習履歴・証明書の一元管理を促進~
公益財団法人 日本英語検定協会(以下、英検協会)と国立大学法人 宇都宮大学(以下、宇都宮大学)は、このたび、英検協会が推進する「生涯学習プラットフォーム」の開発に関して協力する協定を締結しましたので、お知らせいたします。
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【生涯学習プラットフォームについて】
英検協会は、教育現場における負荷軽減や学習者本人にとっての利便性だけではなく、社会全体としての意義(教育機関の連携強化、地域人材育成の促進、就職活動の効率化など)を追求しております。この理念のもとに、開発を進めているのが「生涯学習プラットフォーム」です。生涯学習プラットフォームは、学習者が各ライフステージにおいて蓄積する学習履歴や成績情報、資格証明をデジタル上で一元管理することを目的としたプラットフォームです。高校から大学、さらには社会人としてのビジネスシーンに至るまで、教育機関とのシームレスな情報共有を実現し、学習者の生涯に渡る学びを支援します。
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英検協会としては、実用英語技能検定(以下、「英検(R)」)が大学入試で広く活用されていることを踏まえ、まずは大学の入学前から卒業後までを対象とした学習履歴の一元管理に取り組んでまいります。
【宇都宮大学の取り組みと期待される効果】
宇都宮大学は、英検協会が提唱するビジョンに賛同し、学生の利便性向上と卒業後の活躍を支援するため、このたび本学が有する知見の提供において同協会との連携を決定しました。将来的に全国の大学等でも広く活用できる汎用性の高いプラットフォームが構築できるよう開発に協力して参ります。本プラットフォームを活用することで以下のような効果が期待されます。
■大学入試出願書類のデジタル化
調査書、資格証明書、活動報告書などの書類を、従来の紙媒体から「デジタル証明書」へ移行することで、各種証明書のオンライン提出を簡略化し、出願手続きが大幅に効率化されます。
■大学発行証明書のデジタル化
在籍証明書や成績証明書などを「デジタル証明書」として発行し、学生が必要な際に即座にアクセス・提出できる仕組みが整備されます。
■「マイウォレット」による証明書の一元管理
高校生や大学生が、「マイウォレット」機能を通じて複数の「デジタル証明書」を一元管理することが可能になります。
これにより個々の学習履歴をオンライン上で整理し、教育機関(高校・大学)への証明書発行依頼や提出が迅速化されます。
【英検協会 × 宇都宮大学の将来的な展望】
● 英検協会の展望
英検協会は、共通のビジョンを持つ教育機関との連携を一層強化し、高校・大学・企業間での学習履歴や資格情報の共有を、推進します。さらに、社会人の継続的な学びを支援し、一人ひとりが社会的ニーズに応じて主体的に学習を選択できる環境を整備することで、「生涯学習の振興」の実現に努めます。
● 宇都宮大学の展望
宇都宮大学は、デジタル証明書の導入によって本学学生や受験生の利便性が高まり、入学前、在学中、卒業後にわたる一貫したサービスの提供が実現されること、本学に入学した学生/学修者が、自らの学修履歴を必要な時に手軽に直ちに参照したり証明する手段を得ることで、就職活動や卒業後のキャリアにおいて、学修成果が遺憾なく発揮され自己実現につながることを期待します。
【代表コメント】
公益財団法人 日本英語検定協会 理事長 松川孝一
このたび、宇都宮大学様との協定締結により、「生涯学習プラットフォーム」の推進を共に進めていけることを大変光栄に存じます。本プラットフォームは、高校から大学、そして社会人までの学びを一元的に管理・共有し、個々の学習成果や資格情報を最大限に活用できる仕組みを提供します。学習者自身が主体的に自身の成長を確認し、その成果を社会に示すことができる環境整備を目指します。今後も教育機関や企業、自治体との連携を強化し、「生涯学習社会」の実現に向けて取り組んでまいります。
国立大学法人 宇都宮大学 学長 池田 宰
日本英語検定協会様と共に開発を進めることにより、本学学生および受験生にとって大きなメリットを提供できることを期待しております。学生が学習成果をより効率的に管理・活用できるシステムが開発できれば、キャリア形成にも大きく資するものと考えています。
【参考:英検協会のこれまでの取り組みと背景】
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英検協会は、学習履歴の一元管理を目的とした「生涯学習アカウント(R)※1」と、「英検(R)」の公式な資格証明である「デジタル証明書※2」を提供しています。「デジタル証明書」の累計発行枚数は1,000万枚を超え、すでに多くの受験者や教育機関に利用されています。また、今年度からは、英検(R)が広く活用されている大学入試において、証明書の提出・確認作業の簡略化にも着手しています※3,4。
今回の「生涯学習プラットフォーム」は、この「生涯学習アカウント(R)」と連携した新サービスとして展開いたします。(右図参照)
英検協会は、今後も「実用英語の普及促進」と「生涯学習の振興」という理念のもと、今後も英語学習者や教育機関、自治体および国に対し、より一層有益なサービスの提供を継続します。
新たな取り組みについては、決定次第、速やかにご案内いたします。
関連するプレスリリースのリンクを以下に掲載いたします。併せてご高覧ください。
※1 新サービス「生涯学習アカウント」リリースのお知らせ(2023年9月20日掲載)
https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2023/pdf/20230920_info_lifelong-learner.pdf
※2 生涯学習アカウント「デジタル証明書」提供開始のお知らせ(2024年5月24日掲載)
https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2024/pdf/20240524_info_digital-certificate.pdf
※3 株式会社KEIアドバンスと英検を活用した大学入試の出願デジタル化に向けた基本合意を締結(2025年3月13日掲載)
https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2025/pdf/20250313_info_eiken-KEI.pdf
※4 株式会社ODKソリューションズと英検を活用した大学入試の出願デジタル化に向けた基本合意を締結(2025年3月14日掲載)
https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2025/pdf/20250314_info_eiken-ODK.pdf
※ 「生涯学習プラットフォーム」、「生涯学習アカウント」、「英検」及びそのロゴは、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標または商標です。
本件に関するお問い合わせ先
・公益財団法人 日本英語検定協会 広報担当(kouhou21@eiken.or.jp)
・国立大学法人 宇都宮大学 学務部修学支援課(kyomu@a.utsunomiya-u.ac.jp)



記事提供:Digital PR Platform