国内初、静岡文化芸術大学が「フェアトレード大学」認定2度目の更新
静岡文化芸術大学
静岡文化芸術大学(浜松市中央区)は、学生とともにさまざまなフェアトレード活動に取り組んでいる。フェアトレードとは、いわゆる開発途上国の農家や手工業者など、立場の弱い小規模生産者の自立と生活改善のため、公正な価格で取引を行う取り組みのこと。このたび、それらの活動の実績等が評価され、一般社団法人日本フェアトレード・フォーラムによる「フェアトレード大学」認定において、国内で初となる2度目の認定更新を受けた。
フェアトレード大学は、大学全体でフェアトレード推進活動に取り組んでいる大学を認証するもの。2003年にイギリスのオックスフォード・ブルックス大学が世界初の認定を受け、その後、欧米を中心に170余の大学が認定されている。
日本でのフェアトレード大学の認定制度は2014年に作られ、「一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム」が認証機関として、審査・認定を行っている。
静岡文化芸術大学は2018年2月1日に開催された日本フェアトレード・フォーラム理事会において、国内第一号のフェアトレード大学に認定され、2021年10月27日には初の認定更新がなされた。
このたび、認定更新後もフェアトレード活動に継続的に取り組んでいることが認められ、2度目の認定更新を迎えた。同大は国内・アジア初のフェアトレード大学の認定を受けたが、2度目の認定更新も同じく国内初となる。
今回の認定更新に先立ち、2025年1月23日に日本フェアトレード・フォーラムの認定委員による現地調査が実施され、SUACフェアトレード推進委員会委員長の森俊太副学長をはじめ、担当教員、大学事務局、大学生協、学友会、フェアトレード普及学生団体(りとるあーす)のメンバーが、これまでの取り組み状況に関してヒアリングを受けた。
認定委員からは、多くの学生がフェアトレードに関心を寄せていること、さまざまなプロジェクトを学生主導で立ち上げ、かつ能動的な活動を続けられていることなど、学内一丸となった取り組みに対して、高い評価を得た。
同大は今後も、フェアトレードタウン・浜松に立地する大学として、フェアトレードの持続性や多様性に着目した普及活動に力を入れていく。
■フェアトレード大学の取組み(静岡文化芸術大学HP)
https://www.suac.ac.jp/about/community/fairtrade/
【静岡文化芸術大学フェアトレード憲章】(添付PDF参照)
フェアトレード大学認証要件のひとつであるフェアトレード大学憲章。静岡文化芸術大学では、フェアトレードサークル「りとるあーす」の代表をはじめ、学生が主体となって原案が作成された。憲章には、「フェアトレードが『あたりまえ』になる社会を目ざし、学内や地域社会に活動の輪を広げて行きたい」という思いや、多文化共生や地産地消の考え方などが盛り込まれている。
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・静岡文化芸術大学のフェアトレード普及学生団体による「カスから生まれるプロジェクト」が令和6年度気候変動アクション環境大臣表彰「大賞」を受賞 ― コーヒーから気候変動にアプローチ(2024.12.05)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-55104.html
・国内初 静岡文化芸術大学がフェアトレード大学に認定されました(2018.02.09)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-38835.html
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