弘前大学が『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』の武田一義先生による講演会を開催 ― 太平洋戦争末期の凄惨な戦場を描いた作品から平和の意義について考える
弘前大学

弘前大学(青森県弘前市)は8月1日、『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─』の作者である漫画家の武田一義先生による講演会を開催。同作は、太平洋戦争末期に激しい戦闘が行われたペリリュー島(パラオ諸島)を舞台にした戦争漫画で、2025年に映画化。イベントは武田先生の講演およびパラオ共和国を実際に訪れた同大の学生12名を交えた対談による二部構成で行われ、一般を含む約150名が参加しました。平和の意義や、他者の立場・文化を理解し尊重すること等について、一人ひとりが主体的に考える1日となりました。
武田一義先生による漫画作品『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─』は、2016年から2021年までヤングアニマル(白泉社)で連載。2025年には劇場アニメーションとして映画化されました。
作品の舞台は、太平洋戦争末期のペリリュー島。サンゴ礁の海や美しい森に囲まれたなかで、米軍4万人と日本軍1万人が殺し合う戦場の様子を描いています。
弘前大学では創立80周年記念先行事業として、パラオ共和国(ペリリュー島)への学生および役員、教職員の派遣をこれまでに3回行っており、このたび、武田先生を招いた講演会が実現しました。
講演会は、弘前大学創立50周年記念会館「みちのくホール」で実施。第一部は、司会からのテーマを受けて武田先生が応じる対話形式で行われ、戦争の体験伝承や人々に与える影響、作品制作の背景、異文化理解の重要性、そして平和への想いなど、その内容は多岐にわたりました。
武田先生は作品について「現実の戦争が兵士や民間人にもたらす悲惨さを伝えたかった」と語り、ペリリュー島からの生還者に対する取材の難しさや、自身のペリリュー島での経験を織り交ぜた貴重な講演となりました。
第二部では、「弘前大学創立80周年記念先行事業 教養教育海外派遣プロジェクト」として、武田先生のほか、実際にパラオ共和国を訪れた弘前大学の学生12名が登壇。平和の意義や、他者の立場や文化の違いを理解し尊重すること等について、活発な意見交換が行われました。
最後に福田眞作学長から武田先生へ記念品が贈呈され、謝辞が述べられました。
このたびの講演会は、過去の出来事や世界の事例等に触れながら、参加者一人ひとりが平和の意義について主体的に考え、他者を尊重する心を育む機会となりました。
弘前大学では今後も、パラオ共和国(ペリリュー島)への学生および役員、教職員の派遣を継続的に実施していく予定です。
●『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─』
2016年から2021年までヤングアニマル(白泉社)で連載。2022年から2025年にかけて同誌に外伝も掲載された。2017年に第46回日本漫画家協会賞優秀賞を、2026年に第30回手塚治虫文化賞特別賞を受賞。
■関連リンク(弘前大学ホームページ)
・【弘前大学創立80周年記念先行事業】『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』原作者 武田 一義先生 講演会
https://www.hirosaki-u.ac.jp/events/114739/
・弘前大学創立80周年記念先行事業において、学生・役員・教職員がパラオ共和国を訪問しました〔第3回本隊派遣〕(2026.3.12掲載)
https://www.hirosaki-u.ac.jp/topics/112223/
・弘前大学創立80周年記念先行事業において、学生・役員・教職員がパラオ共和国を訪問しました〔第2回本隊派遣〕(2025.10.22掲載)
https://www.hirosaki-u.ac.jp/topics/107581/
・弘前大学創立80周年記念先行事業において、学生・役員・教職員がパラオ共和国を訪問しました〔第1回本隊派遣〕(2025.2.21掲載)
https://www.hirosaki-u.ac.jp/topics/101110/
▼本件に関する問い合わせ先
弘前大学財務部財務企画課
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