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陸海空自衛隊一元的指揮「統合作戦司令部」発足

2025年03月26日

防衛省は24日、陸海空自衛隊の部隊を一元的に指...

 防衛省は24日、陸海空自衛隊の部隊を一元的に指揮する「統合作戦司令部」を発足させた。有事に機動的に米軍と連携し対応する狙いがある。約240人の態勢でスタートした。

 日本共産党は「事実上、自衛隊が米軍指揮下に置かれ、米国の戦争に動員される重大リスクがある」と懸念を表明し「機関紙赤旗」は「主権を譲り渡し米軍と一体化」と警鐘を鳴らした。

 懸念を強く示した背景として、赤旗はコルビー米国防次官が4日の米上院軍事委員会公聴会で「(米軍と自衛隊との)軍同士の関係は強固に見える。しかし、私は、(米軍と)韓国軍との間で既に存在しているような統合のモデルへと、さらに深化させる必要があると考えている」と発言していることを紹介。

 韓国と米軍との統合モデルとはどのようなことを意味するかについて「韓国軍の作戦統制権(指揮権)は平時は同軍制服組トップの合同参謀議長が行使する。しかし、戦時には在韓米軍司令官が兼務する米韓連合軍司令官が行使し、韓国軍は米軍指揮下に置かれる」としている。この関係を米軍と自衛隊との関係で構築したい狙いを示している可能性を紹介している。

 一方、中谷元防衛大臣は武力攻撃事態や存立危機事態になった折、自衛隊統合作戦司令部が米軍指揮・統制下に入る可能性はないか、との記者団の問いに「スタンド・オフ防衛能力運用も含め、自衛隊に関する全ての活動は主権国家たる我が国の主体的な判断の下、日本国憲法、日本国法令等に従って行われる」と米軍指揮下で自衛隊が一体化することはない旨を強調した。(編集担当:森高龍二)

自衛隊統合司令部が米軍の指揮に入ることはない

自衛官確保や退職自衛官の活用へ総務省が取組み

風力発電設備設置の場合は防衛省に必ず相談を

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記事提供:EconomicNews

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