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S帯集中ラマン増幅器を開発

古河電気工業株式会社

S帯集中ラマン増幅器を開発

~S帯信号の増幅により、大容量通信に必要な帯域拡張に貢献~

● S帯の光信号(70nmの波長帯域)を利得30dB以上、利得平坦度0.4dB以下で増幅することに成功
● 米国で開催される「OFC 2025」で本製品を展示し、2025年下期よりサンプル出荷開始予定
 
 古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:森平英也)は、今後の大容量通信に必要な帯域拡張を実現するS帯集中ラマン増幅器を開発しました。本製品には利得傾斜調整機能が搭載されています。
 
■背景
 近年、スマートフォンやクラウドコンピューティング、動画配信、生成AIの普及などにより、通信基幹網およびデータセンタ間での通信トラフィックが世界的に増加しており、今後更に急激な増加が予測されています。このような通信トラフィックの増加に対応するため、中長距離光通信網の伝送容量の増大が必要不可欠です。伝送容量増大のために従来の通信帯域であるC帯およびL帯に加えて、S帯やU帯などを使用した帯域の拡大が検討されています。しかし、従来の光増幅器であるEDFA(エルビウムドープファイバ増幅器)ではS帯やU帯の光を増幅できないことが課題となっています。

■内容
 当社はこのたび、25年以上にわたって培ったレーザ製造技術とファイバ技術を活かし、S帯集中ラマン増幅器を開発しました。集中ラマン増幅器とは、特定の励起光源を用いて光信号を増幅する装置で、内部に増幅媒体を持つことで高い利得を得ることができます。伝送路ファイバで信号を増幅する分布ラマン増幅器とは異なり、集中ラマン増幅器は内部に増幅媒体を備えています。
 本製品は、当社のラマン増幅器用ポンプレーザFRL1441Uシリーズおよびデュアルポートラマンポンプを励起光源として、高非線形ファイバを増幅媒体として採用しています。これにより、従来の技術では実現できなかった高効率な信号増幅利得30dB以上(高利得版)、利得平坦度0.4dB以下(高出力版)、NF4.7dB(共通)を実現しました。また、自動制御機能の中で利得傾斜を±3dBの範囲で調整する機能を備えており、ユーザが柔軟にシステムの性能を調整できることも特長です。


[画像1]https://digitalpr.jp/simg/1782/106618/300_267_2025032514324367e23ffb61cb3.jpg
S帯集中ラマン増幅器外観


主要特性


[画像2]https://digitalpr.jp/simg/1782/106618/700_253_2025032514324267e23ffaea131.jpg


 なお、本年4月1日から3日に米国・サンフランシスコで開催されるOFC 2025で本製品を展示し(Lighteraブース内・ブース番号2843)、2025年下期よりサンプル出荷開始予定です。
OFC 2025(英語のみ): https://www.ofcconference.org/en-us/home/
 本開発は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー))の委託研究「Beyond 5G超高速・大容量ネットワークを実現する帯域拡張光ノード技術の研究開発」(基幹課題JPJ012368C04501)及び助成事業「超高速・大容量ネットワークを実現する帯域拡張光ノード技術に関する研究開発プロジェクト」(JPJ012368G60101)の一環として実施しており、その成果の一部です。

(注1)S帯、U帯:C帯、L帯と同じく光通信における周波数帯域を指す。C帯よりも高周波側がS帯、L帯よりも低周波側がU帯となる
(注2)帯域拡張:通信システムが使用する周波数帯域を広げることを指します。これにより、より多くのデータを同時に送信できるようになり、通信の速度や通信容量が向上します。S帯やU帯などの新しい周波数帯域を利用することで、通信トラフィックの増加に対応することができます。

関連ニュースリリース
高出力低消費電力駆動のラマン増幅器用ポンプレーザFRL1441Uシリーズの帯域拡張でS帯・L帯に対応
https://www.furukawa.co.jp/release/2023/comm_20230302-2.html
高出力低消費電力駆動の省スペースS-、C-、L-帯用ラマン増幅器用デュアルポート励起光源の開発に成功
https://www.furukawa.co.jp/release/2023/comm_20230929.html
ラマン増幅器用デュアルポート励起光源の高性能化に成功
https://www.furukawa.co.jp/release/2024/comm_20240322.html


■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。
古河電工グループのSDGsへの取り組み
https://furukawaelectric.disclosure.site/ja/themes/182

S帯集中ラマン増幅器を開発

記事提供:Digital PR Platform

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