駒澤大学が事務業務にGoogleの生成AIサービス「Gemini Education」を導入~Google Workspace for Educationを基盤として活かし、生成AIをより身近なツールに~
駒澤大学

駒澤大学(東京都世田谷区、学長:村松哲文)は、業務の効率化と質向上を目的として、Google の生成AIサービス「Gemini Education」を導入しました。日常業務で活用するGoogle Workspace for Educationとシームレスに連携するGemini Educationを採用することで、生成AIが日常業務へ自然に溶け込む環境を実現しました。
■導入の背景と目的
駒澤大学では生成AI技術の急速な普及を受け、これまでさまざまなAIサービスの検証やAIチャットボットのPoC(Proof of Concept:概念実証)などを行い、学内での活用可能性を検討してきました。これらの取り組みを通じ、生成AIの利用を学内で広く浸透させるためには、ツールを切り替える手間なく、普段の業務環境で生成AIを活用できることが重要であると考えました。
そこで同大は、日常業務で利用しているGoogle Workspace for Educationに生成AI機能が付加される 「Gemini Education」を採用しました。生成AIを普段の業務で活用しやすい環境を整え、業務の効率化と質の向上を目指しています。
■活用例
・GmailやGoogle Chatの会話内容の要約、抽出
・マニュアルやガイドライン等の文書作成支援
・アンケートの自由記述欄の集計、分析
・契約手続きに関するチャットボットの作成
・委員会録画データの文字起こし、議事録の作成
■活用を後押しする独自の支援体制
駒澤大学では、Gemini Educationの導入効果を最大限に引き出すため、AI推進プロジェクトによる利用支援体制を構築しています。主な取り組みは以下の通りです。
1.ユースケース・プロンプトの開発
汎用的な活用法から部門ごとの個別業務に特化したものまで、さまざまな業務シーンを想定したユースケース(活用事例)や効果的なプロンプトを開発しています。
2.ユースケース・プロンプト共有サイト「Gemini Lab」の運営
開発したユースケースやプロンプトは、職員がいつでもアクセスし、参考にできるよう、AppSheet(Google Cloudのノーコード開発プラットフォーム)で構築した専用サイト「Gemini Lab」にて共有しています。職員自身も新たなユースケースやプロンプトを投稿できるほか、いいねやお気に入り、コメント機能などを実装し、職員間の情報共有やコミュニケーションを活性化させるコミュニティとしての役割も担っています。
3.説明会・セミナーの開催
Gemini Educationの操作説明やハンズオンといったセミナーを定期的に開催し、職員のAIリテラシー向上と更なる利用促進を図っています。
今回の導入は、業務効率化による時間の創出と、業務の質的向上の両面から、学生一人ひとりへのサポートを手厚くするための重要なステップです。創出された時間を学生への教育・支援に活用するとともに、生成AIによる業務の高度化を通じて、更なる学生サポートの充実を目指します。
(参考)
・駒澤大学の職員がグーグル・クラウド・ジャパン合同会社による「デザイン思考」ワークショップ(CSI:Lab)を受講 --「DX」と「Diversity」の推進に向けて開催(2023.03.24)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-50350.html
・駒澤大学が Google Cloud のVertex AIを採用 ― ジーアイクラウド株式会社の協力のもと、問い合わせ自動対応に向けたPoCを実施(2024.04.02)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-52942.html
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【リリース発信元】 大学プレスセンター
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