【ニュースレター】地域学校から好評、二輪車組立工場見学に累計3万5,000人
ヤマハ発動機株式会社

~コロナ禍経て昨秋から再開、「重労働イメージだったけど…」自動搬送車など新方式に興味津々~
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この日見学に訪れたのは、袋井市立浅羽中学校の2年生約40人。エンジン音が響く完成検査場の大迫力に驚きの声も
完成検査まで、一連の工程を見学
「この検査をAIなどに置き換えることはできないですか? 100項目以上を1台ずつ検査するのは大変だと思うのですが」
ここは当社の二輪車組立工場。工場見学のクライマックスとも言える完成検査場で、その迫力を目の当たりにした中学2年生の素朴な疑問に対し、ガイドを務めた生産統括部のスタッフが丁寧に答えます。
「完成検査は、定められたルールで正確に行うことはもちろんですが、ヤマハ発動機では人の感性をとても大切にしています。オートバイは人が操作するものですし、豊かな経験を持つ検査員にしか見つけられないことがあると考えています」。その説明を聞いて中学生は頷き、完成車にまたがる検査員の動きに再び視線を移したのでした。
当社の企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ」では、児童や生徒を対象にした学校単位の工場見学を受け入れています。2004年以来、累計3万5,000人超が参加した人気のツアーですが、コロナ禍による約4年間の休止を経て、受け入れ準備が整った昨年秋から再開されました。主に小・中学校の総合的な学習(探求)の時間の授業として活用され、時には高校や大学等からの申し込みも舞い込むそうです。
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工場内を一望できる高所から、AGVバイパス方式で組み立てられる様子を見学。たくさんの質問も出た
目と耳で「課題解消の工夫」を理解
二輪車は1台あたり約1,000~3,000点の部品で構成されています。この工場では同時に複数のモデルが組み立てられるため、連日約9,000種・計60万点もの部品が集まってきます。その部品をモデルや工程ごとに仕分け、異なる複数の製品を少量ずつ、かつ同時に効率よく組み立てるためには、綿密な計画とそれを実現するための設備やツールが必要となります。
「再開後の組立工場では、AGV(自動搬送車)によるバイパス方式の生産が始まっています」と、コミュニケーションプラザの上平万裕紀さん。作業者の体格によって可変する作業台、部品の組み忘れ防止のための管理体制、また渋滞を避けて次の工程まで自ら移動するAGVなど、「組立におけるさまざまな課題をどのように解消しているのか、説明員の解説に耳を傾けながら実際の作業を目にすることで、モノづくりに対する興味や関心を高めてもらえたらと願っています」と上平さん。
「(二輪車の組立は)重労働というイメージを持っていたが、作業環境が整っていて、じつは技術的なスキルが求められる仕事ということがわかった」、「将来、この工場で働いてみたいと思った」など、見学後の感想はさまざま。「後日、レポートなどを送ってくれる学校もあります。そうしたものは、生産に関わる社員の励みにもなっています」(上平さん)。本社近隣の学校を中心にすでに、秋口から年末にかけての予約も入り始めているそうです。
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工場見学後は、当社の企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ」の見学も
■広報担当者より
少子高齢化や製造業の労働環境のネガティブなイメージから、近年、工場での働き手不足が課題になっています。後者について、今回生徒の皆さんにAGVバイパス方式などを実際に見ていただいたことで、印象刷新を図れたのではと感じることができました。当社の工場見学が将来の製造業の担い手増加の一助になればと思います。
本件に関するお問合わせ先
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
本社:0538-32-1145 / 東京:03-5220-7211
関連リンク
ヤマハ発動機 企業ミュージアム コミュニケーションプラザ
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