「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」 キャンパス内で学生が経営するラーメン店の4代目店主が決定
近畿大学
近畿大学(大阪府東大阪市)は、令和3年(2021年)10月から、学生飲食店起業支援プロジェクト「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」を開始し、東大阪キャンパス内で在学生がラーメン店を経営しています。令和7年(2025年)3月末で3代目による経営が期間満了を迎えるのを前に、4代目店主の選考会を実施し、国際学部国際学科3年 岡田帝乙(おかだてお)さんが選ばれました。
【本件のポイント】
●「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」の4代目店主が決定
●4代目を務める国際学部生は、学業とサッカー部の活動を両立しながら店舗経営に挑戦
●毎年、学内公募で選ばれた学生がラーメン店を1年間経営する実学教育の場
【本件の内容】
学生飲食店起業支援プロジェクト「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」は、本学学生がキャンパス内で実際にラーメン店を起業・経営することで、実践的な飲食店経営を学び、卒業後の事業展開や新たな起業をめざすことを支援するものです。本プロジェクトの実施を通じて、大学全体で学生の起業家精神を醸成することをめざしています。
このたび、令和7年(2025年)4月から経営者となる4代目店主の選考会で、国際学部国際学科3年の岡田帝乙さんが選ばれました。岡田さんは、父親が韓国人、母親がデンマーク人でデンマーク国籍を持ち、近畿大学体育会サッカー部に所属して、関西学生サッカー新人大会での優勝経験もあります。また、国際学部の約1年間の留学プログラムでアメリカのミドルテネシー州立大学に留学しサッカー部に所属するなど、文武両道の学生生活を送ってきました。
試食審査では味もボリュームも満足できる「味噌まぜそば」を披露。プレゼンテーション審査では、「近大生の昼食生活を豊かにする」というビジョンと、質の高い食事をリーズナブルに提供して経済的に学生をサポートするという目標を掲げ、フードトラックを利用した学外出店など新しいビジネス形態を提案しました。さらに、自らが成功例となることで、「起業」という選択肢が身近にあることを他の近畿大学生に示したいという意欲を見せたことが、審査員に高く評価されました。
初代店主の西奈槻さん(大学院実学社会起業イノベーション学位プログラム2年)、2代目店主の村上黎一郎さん(令和6年(2024年)総合社会学部卒業)、3代目店主の前田凛多朗さん(国際学部4年)に続く4代目として、令和7年(2025年)4月のオープン(予定)に向けて準備を進めていきます。
【4代目店主 岡田帝乙さんコメント】
選考を受けるにあたり、支えてくれた家族や友人、運営スタッフ、審査員の方々に感謝申し上げます。また、歴代の先輩方や共に選考を戦った仲間たちにも心から感謝します。
4代目「近大をすすらんか。」は、「4万人の胃袋を満たす近大ソウルフード」をビジョンに掲げ、「全近大人のパワーの源になる」ことを目指して邁進します。近畿大学のソウルフードとして認知され、ラーメンを通じて情熱を伝えていきます。
私は仲間と共にこの組織を引っ張るだけでなく、近畿大学全体を導く覚悟を持ち、行動で示していきます。4代目「近大をすすらんか。」にご期待ください。
【「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」プロジェクト】
店舗のジャンルは学生の人気メニューであるラーメンに限定。プロジェクト応募の条件は本学の学生であることで、採択された場合は、食品衛生責任者、営業許可の取得、個人事業主の届出など、開店に必要な準備を学生自身で行います。
大学は、店舗の初期設備およびプロジェクトとして継続的に使用する備品の用意、ガス、水道料等を負担し、学生は、電気代、共益費、運営に必要な調理器具類、消耗品費、原材料費、人件費等を自己負担します。出店期間は原則1年間とし、4半期ごとに決算報告を実施。2期連続で赤字経営となった場合は原則撤退としています。
出店者となる学生は1年ごとに毎年学内公募し、事業計画のプレゼンテーション審査や、ラーメンの試食審査により決定します。
【関連リンク】
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