【オリックス】第9回「オリックス 働くパパママ川柳」受賞作品が決定
約6万作品から選ばれた大賞「預け先 年収キャリア 壁だらけ」
オリックス株式会社

オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:髙橋 英丈)は、第9回「オリックス 働くパパママ川柳」の受賞作品を決定しましたので、お知らせします。
「オリックス 働くパパママ川柳」は、働きながらの子育てに奮闘するパパとママ、家族の日常をテーマとする公募川柳です。2017年から毎年開催し、第9回を迎えた今回は、2025年2月5日~3月6日までの約1カ月間で、全国にお住まいの幅広い世代の皆さまから、約6万作品をご応募いただきました。1件のご応募につき最大で6作品までご応募いただけますが、応募件数は過去最多の約3万件となりました。また、男性からの応募作品数は3年連続で過去最多を更新。コロナ禍を経て、積極的に子育てに取り組む男性が増えていることがうかがえます。
第9回も昨年に続き、特別審査員として尾藤 川柳氏(十六代目川柳 川柳公論社主宰)、田中 裕二氏(タレント「爆笑問題」)、浜田 敬子氏(ジャーナリスト)にご参加いただき、受賞作品を決定しました。
大賞に選ばれたのは、「預け先 年収キャリア 壁だらけ」(三毛頭 38歳・女性)。「年収の壁」をはじめ、仕事と子育てにまつわるさまざまな「壁」が議論を呼ぶ中で、困難な壁に精一杯立ち向かおうとするパパママの姿が見えてくる作品です。特別審査員の田中さんからは、「働くパパママにとって、現代社会は壁だらけで、まるで迷路のよう。そんな壁を乗り越えようとがんばる姿が見えるからこそ、応援したくなります。一緒にがんばりましょう」とコメントをいただきました。
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ほかにも、「米不足」「昭和百年」などの“今”を象徴するキーワードを用いた句、男性育休による「人生への気づき」「復帰後の葛藤」から生まれた句など、全20作品を表彰しています。
オリックスグループはこれからも、多様な視点から生まれた作品が集まる「オリックス 働くパパママ川柳」を通じて、仕事や家族との向き合い方を前向きに考えるきっかけを創出し、すべての人々が生き生きと働き続けられる社会づくりに貢献していきます。
■受賞作品
大賞(1句)
預け先 年収キャリア 壁だらけ 三毛頭(38歳・女性)
<作者からのコメント>
「130万円の壁」見直しのニュースを見ていて、振り返れば本当に“壁だらけ”だったなと実感しています。私も夫の転勤で仕事を辞めたり、預け先が見つからず復職に苦労したり…。130万円の壁が引き上げられたら、今の働き方もまた見直さなければならないなと思いながら、この句をつくりました。まさか大賞に選ばれるとは思わず、これまでの苦労が少し報われたような気がしています。子どもをもちながら働くというのは、本当に人それぞれの大変さがあると思います。どうか、私たちの前に立ちはだかる壁が一つでも減り、守ってくれる壁が増えますように。
パパママ目線賞(6句)
子の成長 園の日誌で 知り涙 しおりどん(34歳・女性)
<作者からのコメント>
働きながら子育てをしていたとき、園の日誌を通して子どもの成長を知りました。成長を喜ぶと同時に、自分の目で見られなかったことに切なさを感じて、この川柳をつくりました。母に見せたら、「働くパパママはみんな同じことを思っているよ」と言われ、「自分だけじゃないんだ」と思いました。私は体調を崩して退職しましたが、働きながらの子育ては本当に壮絶でした。働くパパママは、毎日本当に大変だと思いますが、周囲の人と協力しながら、楽しく子育てをしてほしいです。
迎えでしょ 部下の子思う 神上司 たくぱぱ(30歳・男性)
<作者からのコメント>
1年弱の育休から復帰したばかりのころ、子どもの体調不良などが重なり、子育てと仕事の両立に悩んでいました。上司に打ち明けると、「家族を第一優先で働いてほしい。そういう社会をつくっていかなければ」と熱く話してくれました。以降、お迎えの日は上司から、「今日はお迎えがあるんでしょ?」と声をかけてもらえるように。子育ては決して一人でしているわけではありません。周りの人に助けてもらった分、自分も相手を思いやる。そういう優しさのバトンがつながる社会になればいいなと思います。明日からも無理をせず、ともに奮闘していきましょう。
激変化 昭和百年 パパ育児 たんぽぽ(53歳・男性)
<作者からのコメント>
過去の上司には、「知らない間に子どもが大きくなっていた」と話す人がいたのを思い出したことが、作品づくりのきっかけです。昭和・平成・令和と時代が移り変わる中で、育児に対する父親の意識・行動が大きく変化したことを端的に表現したいと考え、「昭和百年」を盛り込みました。「子どもが赤ちゃんのときの声はちゃんと録音して残しておきなさい。あんな素敵な声は、子どもが大きくなったらもう聞けないから」。知り合いから言われた言葉を今も思い出します。子どもは宝。今では管理職となった自分も、同僚や部下の子育てを応援していきたいです。
部署記入 やってしまった さくらぐみ ちゃあ(39歳・女性)
<作者からのコメント>
初めての保育園。提出物や持ち物の多さに愕然としながら、名前を書き続けました。その流れで会社の書類への記入も終わらせ、達成感いっぱいで提出。不備があると戻ってきた書類を見て初めて、「部署:さくらぐみ」「名前:娘の名」で提出していたことに気づきました。新しい書類には付せんが貼られていて、「入園おめでとう。さくらぐみになったんだね!」とコメントが…。優しさに胸がいっぱいになりました。仕事と子育てで慌ただしい日々には、信じられないミスをするもの。「おもしろいエピソードがあるよ」くらいの気持ちで自慢しちゃいましょう!
米不足 時短メニューの 種類減る つべる(32歳・女性)
<作者からのコメント>
共働き家庭の平日の夜ご飯は、時間がなくてもサクッとつくれる麺や丼など、一品メニューの登場頻度が高いのですが、昨今の米不足で米を思い切り使うことをためらってしまい、時短メニューの選択肢が減っています。ママ友の話を聞くと、おかゆにしたり、オートミールを混ぜたり、工夫している家庭もあるようです。最近は、少しずつスーパーに米が並ぶようになりましたが、相変わらず価格が高い!(笑)我が家と同じように、米不足に負けず、子どもたちにいっぱい食べさせるためにがんばる全国のパパママにエールを送りたいです。
育休で 見つめ直した 生きる意味 パパはもうすぐ3年生(35歳・男性)
<作者からのコメント>
自分が育休を取得した際に感じたことを作品にしました。命の誕生を間近に見て、小さくても懸命に生きている姿から生命の神秘や尊さを感じました。復帰後は仕事と子育ての両立に追われ、立ち止まって考える時間が少なくなっています。しかし、毎日一生懸命に生きて、自分の世界を広げている子どもに導かれるように、私の生きる意味も見つけられたような気がします。私も日々試行錯誤していますが、仕事で疲れて家へ帰った際に全力で迎えてくれる家族に救われています。大変な時期も幸せだったと振り返ることができるように、今しかない時間を楽しみましょう!
子ども目線賞(1句)
音読の 宿題聞いて ママが寝る やまけん(10歳・男性)
<作者からのコメント>
学校の宿題で国語の教科書を音読していたら、いつの間にか、聞いてくれていたママが寝てしまっていました。ママは仕事や家事で忙しい毎日で、きっと疲れていたのだと思います。「ママが寝てる!」と兄弟で笑い合っていましたが、「ママは仕事をがんばっているんだな、お疲れさま」という思いになりました。仕事も家事も子育ても、いつもがんばっているママのことが大好きです。仕事が大変だと思うので、できるだけお手伝いをしたいです。休みの日には、一緒に遊んでください。いつもありがとう!
じぃじばぁば目線賞(1句)
アニソンを 民謡調で 孫保育 糸車(81歳・女性)
<作者からのコメント>
孫が熱を出して保育園に行けなかったときに、我が家で預かったことがありました。少しでも孫に喜んでもらおうとアニソンを練習していたら、ママから「おばあちゃんの歌は民謡調ね」と言われたので、そのときのことを川柳にしました。孫は、4月に小学校3年生になりましたが、小さかったときのことをいろいろと思い出します。コロナ禍で行けなかった運動会は、ママが動画をたくさん送ってくれました。現代の働くパパママは、毎日がんばっていると思います。少しでも役に立てればと、私たち祖父母はいつでもスタンバイしています。
見守る目線賞(1句)
電アシの 鬼形相に 道譲る いーりゃん(58歳・男性)
<作者からのコメント>
朝の通勤中、電動アシスト自転車に子どもを乗せ、鬼の形相でペダルをこぐお母さん。保育園に子どもを預けて仕事に向かうところだと思いましたが、その鬼気迫る気迫に、思わず道を譲る自分がいました。そんな日常のできごとがこの句を思いついたきっかけになっています。周囲でもよく同じような場面に遭遇するという声を聞き、あらためて「母は(最近では父も)強し」を再確認しました。愛する家族と生活を支えるために、脇目も振らずがんばるパパママ。みんな同志として、互いにいたわり合い、励まし合いましょう!
協賛社特別賞(3句)
第9回からの新たな取り組みとして、オリックスグループの全国各地のお取引先より、「働くパパママ川柳」に共感いただいたアイリスオーヤマ株式会社、株式会社ハーモニック、株式会社山田養蜂場にご協賛をいただきました。
上司より 詰めが厳しい これなーに パパ太郎(31歳・男性)
<作者からのコメント>
2歳の娘は好奇心が旺盛で、「これは何?」「あれは何?」と質問攻めが止まりません。仕事から疲れて帰ってきた平日の夜、娘からの終わりのない質問に答えながら、「上司からの数字の詰めなんて優しく感じるな」と思ったことがきっかけで、この句が生まれました。まさか賞をいただけるとは思っていなかったので驚きましたが、世の中のパパママにも共感していただける内容なのかなと非常にうれしく思います。質問攻めは今後も続きますが、日々の成長をかみしめながら答えていこうと思います。子どもの笑顔を糧にこれからもがんばっていきましょう!
<アイリスオーヤマ株式会社からのコメント>
働き盛りのパパママは、仕事では上司や部下から質問を受けることが多いと思いますが、子どもからの質問がときに本質を突いて、「ドキッ」「ヒヤヒヤ」とすることがあると思います。その情景が見事に描写され、共感できる一句です。
育休は 「取るの?」じゃなくて 「取らないの?」 ももイチゴ(29歳・女性)
<作者からのコメント>
職場で育休を取得する男性が増えています。男性社員に子どもが生まれると、周囲の社員が「育休取るの?」と声をかける場面をよく目にしますが、取らないことが前提とされているような違和感を覚えたので、川柳にしてみました。「取るの?」の裏には、「取らないでほしい」「取らないのが普通」という気持ちが見え隠れします。「取らないの?」なら、「育休を取るのが当然」という雰囲気になると思います。性別にかかわらず、子どもが生まれる社員には「育休取らないの?」と声をかけることで、男性の育休取得が当たり前の社会になってほしいと願っています。
<株式会社ハーモニックからのコメント>
シンプルな表現の中に、育休取得への価値観の逆転がうまく表現されていると感じました。ちょっとした表現の違いで、思いやりの気持ちを感じることができる一句です。一人一人の意識の変化が、社会全体の変化につながると信じています。
イヤイヤ期 交渉スキル 爆上がり チャム(53歳・男性)
<作者からのコメント>
我が家には、高校生、中学生、小学生の3人の子どもがいます。子どもたちがまだ幼く会話がままならなかったころは、イヤイヤ期のわがままもかわいいものでしたが、大きくなるにつれてだんだんと簡単にはごまかせなくなり、それぞれに口答えも達者になってきました。子どもたちの成長を感じて、うれしい反面、寂しさもあります。働きながらの子育ては、大変なことも多くあると思いますが、子どもと一緒にいられる人生はかけがえのないものだと思います。働くパパママの皆さん、子どものイヤイヤ期を乗り越えて、一緒にがんばりましょう!
<株式会社山田養蜂場からのコメント>
子育て中の悩ましいできごとも「仕事に生かせた!」というポジティブさが、「爆上り」という勢いのある一言に表れており、好感がもてました。仕事と子育ては相対するものではなく、相互に良い影響があることを感じさせてくれる一句です。
優秀賞(7句)
学校に TEL折り返す お手洗い 猪倉さえこ(41歳・女性)
管理職 両立できず 完離職 きつね雨(50歳・女性)
子発熱 明日はどっちが テレワーク 君の空(54歳・男性)
4Kに したい育児の 解像度 けんちゃん(30歳・女性)
見守りの カメラでパパと 子を覗く ちびた(42歳・男性)
園界隈 初老ジャパンの 縁できる 夢中パパ(53歳・男性)
すみっこの 埃見ぬふり 上手くなり Rainbow(48歳・女性)
※ 「オリックス 働くパパママ川柳」ウェブサイトでは、受賞作品(20作品)に加え、個性豊かな佳作20作品などを掲載しています。(
https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/senryu/result/)
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■第9回「オリックス 働くパパママ川柳」概要
働きながら子育てをする中で生まれる感謝の気持ちや、笑いのネタ、ちょっとグチってみたいことを五・七・五の川柳で自由に表現してください。既婚未婚、年齢は問いません。ご自身の経験はもちろん、ご家族や職場などの身近な働くパパママを見て思うことでもかまいません。
主催
オリックスグループ
協賛
アイリスオーヤマ株式会社、株式会社ハーモニック、株式会社山田養蜂場
応募方法
インターネット、郵便はがき
応募期間
2025年2月5日~3月6日
選考
「オリックス 働くパパママ川柳」運営事務局、特別審査員
〈特別審査員〉
尾藤 川柳氏(十六代目川柳、川柳公論社主宰)
田中 裕二氏(タレント「爆笑問題」)
浜田 敬子氏(ジャーナリスト)
■特別審査員のメッセージ
尾藤 川柳氏(十六代目川柳、川柳公論社主宰)
大賞に選ばれた句は、困難な壁に立ち向かう姿が言外の広がりとして表現されていて、川柳のテクニックとしても素晴らしいと思いました。今年はほかにも、困難に精一杯立ち向かう働くパパママの姿が描写された句が多く寄せられました。
田中 裕二氏(タレント「爆笑問題」)
働くパパママの心情をズバッと表現した句が多く、非常におもしろかったです。年収の壁、キャリアの壁、預け先の壁。現代社会は壁だらけで、まるで迷路のようです。そんな壁を乗り越えようとがんばる姿が見えるからこそ、応援したくなります。私自身も子育て真っ最中、一緒にがんばりましょう。
浜田 敬子氏(ジャーナリスト)
共働き世帯が当たり前になるにつれ、おじいちゃんおばあちゃんも含め家族全員で育児と仕事を両立しようとする姿に、自身の体験も思い出し、胸がいっぱいになりました。パパからの句もよりリアルさが増し、父親の育児が浸透していることも実感しました。
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■応募者層の分析
第9回は、5万9,452作品をご応募いただきました。応募件数は2万9,876件となり、過去最多となりました。世代別では、20代~40代の応募作品が半数以上で、子育て世代のリアルな悩みや喜びを生き生きと描写した句が多数寄せられました。また、男性からの応募作品数は3年連続で過去最多を更新し、男性の育児を「特別なこと」としてではなく、「日常の一コマ」としてよんだ句が多く寄せられたことも特徴です。
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本件に関するお問合わせ先
<報道関係者からのお問い合わせ先>
オリックス株式会社 グループ広報・渉外部 TEL:03-3435-3167
<「オリックス 働くパパママ川柳」ウェブサイト>
https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/senryu/
関連リンク
オリックス 働くパパママ川柳│オリックス株式会社
https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/senryu/






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