2015年08月14日
ロンドン
(ビジネスワイヤ) -- IBC会議は、それぞれの分野で最も影響力のあるソートリーダーやイノベーターによる先見性のある基調講演、パネルディスカッション、マスタークラスを織り交ぜて、人脈作り・議論・討論をするには他が真似のできない世界的イベントとなっています。放送・IT・通信が急速に融合しており、今年の会議のテーマ「破壊的要素を抱えた時代におけるメディアの今後」の下で提供するフォーラムでは、新たな戦略を追求し、ビジネスの破壊的要因について鋭く分析するとともに、今後の技術的進歩を描き、スマートフォン・タブレット・ノートPCによるTV/ビデオコンテンツ消費の爆発的成長によって生み出されている新たな機会を業界がつかむための方法について検討します。
会議の各日程では、業界が直面する数多くの課題について検討し、基調講演が皮切りとなって議論の土台を作ります。会議にはトップレベルの幹部ら、技術専門家、先見の明のある人物が170カ国以上から参加します。これらの方々のビジネス上の関心は広く、コンテンツの制作・管理・配信に加え、新興市場と業界の重要な破壊的要因に及んでおり、洞察の成果に触れ、交流を重ねる上で貴重な機会となることが確実です。
IBCフォーラムのオープニングセッション「困難な時代における放送」では、トップの巨大メディア企業4社が直面する課題をいかに解決しているかを浮き彫りにします。BBCワールドサービスを運営した初の女性であるフラン・アンスワース氏は、圧縮された予算の中で、予算が潤沢なロシア・トゥデイや中国中央電視台の競合他社に対抗して拡大するための技術活用計画について、説明します。中東と北アフリカで146チャンネルの有料TVを運営しているデビッド・ブトラック氏は、最終的に質の高いコンテンツが常に勝利することを示します。スクリップス・ネットワークス・インタラクティブの英国/EMEA担当マネジングディレクターを務めるフィリップ・ラフ氏は、テネシー州ノックスビルの同社が欧州でいかに拡大しているを説明します(最近の取引ではポーランドのTVNを傘下に収めている)。グーグルやアマゾンなどのオンライン大手はインターネットテレビ事業への拡張を拡大しており、アマゾンは最近だけでも「トップ・ギア」で有名なジェレミー・クラークソン氏との取引を成功させています。ザ・ショック・オブ・ザ・ニューよろしく、オープニングカンファレンスセッションで「伝統的」な放送事業者3人にトーマス・リードル氏が加わり、最近のグーグルによるTVへの進出について説明します。リードル氏はカリフォルニアでグーグルのアンドロイドTVグローバルパートナーシップ担当ヘッドを務めています。
木曜午後の基調講演「TVはインターネット時代に立ち向かっているのか」では、アンドリュー・ニール氏がネットワーク接続の時代から最も影響を受けている業界リーダーを相手に、大きな疑問をぶつけます。TV業界はいかに自己変革してこのインターネットTV時代の実現を確かなものとしていくのか、新規参入者が遺産を受け継いでいなくともインターネットの実績でもって優位に立てるのか、TVを視聴する消費者はいかほど気が変わりやすいか、何も失わずにすべてを獲得しながら相手を打ち負かす上でてこ入れどころとなるのはまさにどこなのか、今後あらゆるビデオ配信がIPへと移行していく中で、インターネットは消費者が求めるTV体験をハイクオリティーを保ちながらあらゆる人に届けることのできる配信システムなのか、ネットワーク中立性の論争における最近の動きを前提に誰が最終的にそのインフラを負担するのか、一方でEUがデジタル単一市場を展望する中で放送事業者、プラットフォーム、コンテンツオーナーはコンテンツ権の大問題にいかに向き合っているか、を問います。
メディア企業が一層断片化されている視聴環境に直面している中で、基調講演「世界的野心を持って番組を作る」では、最大手の1社ディスカバリー・コミュニケーションズがいかに将来対応に奮闘し、自社ビジネスモデルのあり方に変革をもたらしているかについて、貴重な洞察の成果に触れることができるはずです。ディスカバリーの広範なデジタルポートフォリオには、自社の世界規模のチャンネルとコンテンツを活用して、プラットフォームのあらゆる方法で消費者にライブの放送とストリーミングを行うというものがあります。ディスカバリー・ネットワークス・インターナショナルのJB・ペレッテ社長が運営している国際事業は、同社の今後の鍵を握るものです。今日、ディスカバリーは世界中で30億人の加入者を抱え、事業を展開する220カ国のそれぞれで平均して10チャンネルを持っており、一方で有料TVチャンネルを圧倒的な規模で運営しながら、北欧地域でSBSチャンネルを買収したり、イタリアやスペインのような市場で一部の自社有料ブランドをFTA放送したりという両方の方法で、アドバタイザーファンドチャンネルに手を広げています。2014年にスポーツチャンネルのユーロスポーツを買収して欧州とアジアの両方でリーチを確保し、ジョン・マローン氏のリバティ・グローバルとの取引でTV制作会社All3Mediaを買収しました。
スリングTVのロジャー・リンチ最高経営責任者(CEO)が土曜日の基調講演「オーバー・ザ・トップの成熟期」で、スリングTV(ディッシュ子会社)がいかにして次世代TVサービスを切り開いているかを語ります。消費者はオンライン配信ビデオを一層求めており、HBO、英国のスカイTV、米国のディッシュのように、因習を打破する一部の放送事業者、有料TVプラットフォーム、コンテンツプロバイダーは、マルチデバイスTVを求める需要を満たすためのストリーミングサービスを創出することで、ネットフリックス・モデルに習っているか、それを凌ごうとしています。
日曜日にはBT TVマネジングディレクターのデリア・ブッシェル氏がセッション「通信事業者が放送に波長を合わせる」で、BTによる将来展望、放送モデルの変化、通信技術の進化について語ります。BTスポーツおよびBT TVの商品は欧州におけるTV/通信サービスの競争状況を揺り動かしています。BTはプレミアリーグ12ゲームのそれぞれに760万ポンドを支払う契約をして2016年から独占放送することにしており、TV事業を重視しています。またブロードバンド・TV・電話の統合パッケージにより21世紀の通信事業者のあり方の先駆的に示しています。今年2月に移動体通信事業者EEを125億ポンドで買収する契約を結んだことで、多様なデバイスでコンテンツとサービスを提供するというBTの野心的取り組みに新たなプラットフォームがまた加わります。
IBCのキーストリームは、代表団の皆さまが会議を容易に渡り歩き、展示会に参加する時間を最大化するように構成されています。各日程で議論されるキーテーマは種々のストリームによるレンズを通じて眺めることができ、技術・戦略・運営というように、それぞれが独自の角度と着眼点を提供します。2015年のストリームには、技術の進歩、ビジネスの運営、コンテンツの革新、新たな破壊的要因、戦略的インサイトに加え、参加無料のストリームとして業界インサイトとIBCビッグスクリーン・エクスペリエンスがあります。
IBCライジング・スター・プログラムはコンテンツ/メディア業界に入りたいと思う新世代の学生と若手専門家に、これら分野の現実を体験できる機会を提供します。参加費無料のイベントとして、学生、卒業生、業界への新規参入者は、テーラーメードの他にはないカンファレンスセッションに参加できます。これらセッションは若手専門家にとって実際に重要なテーマに取り組むものです。代表団の皆さまは最新技術を目にし、業界が発展している様を確認できるはずです。地位を確立し、成功実績があり、影響力の高い業界人に加え、今日の業界で働いている若手起業家の中で最も聡明で最も野心的な人物の一部に会うことができます。非常に多くの多彩な方々と交流する機会として他に例がありません。経験を積んだ方も、知識が豊富な方も、熱烈な方もすべてが新世代と意見交換できます。
IBC会議の早期登録は8月19日で終了しますので、会議参加の割引パスをwww.ibc.org/registerでお申込みください。
最新のプログラムと演者についてはwww.ibc.org/conferenceをご覧ください。
## 以上 ##
IBCについて
IBCは、娯楽とニュースのコンテンツの制作、管理、配信に関わる世界の専門職のための優れた年次イベントです。170カ国以上から5万5000人以上の 参加者を集めるIBCでは、評価の高い会議(査読あり)のほか、先進的サプライヤー1500社以上による最新の電子メディア技術の展示が行われ、ほかにない交流の機会も提供されます。
詳細については、www.ibc.orgをご覧ください。
IBC会議の詳細については、www.ibc.org/conferenceをご覧ください。
IBC展示会の詳細については、www.ibc.org/discovermoreをご覧ください。
IBCコンテンツ・エブリウェアの詳細については、www.ibcCE.orgをご覧ください。
IBC2015の日程:
会議: 2015年9月10~14日 展示会: 2015年9月11~15日本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
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連絡先
IBC
Laura Olley
Marketing Manager
+44 (0) 207 832 4104
marketing@ibc.org
記事提供:ビジネスワイヤ
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