「WORLD TECHNICIAN GRAND PRIX 2025」の開催報告
ヤマハ発動機株式会社

世界一の二輪整備士を決定する熱戦を開催!
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2025年11月19日、ヤマハの認定二輪整備士の世界一を決める「WORLD TECHNICIAN GRAND PRIX 2025(WTGP 2025)」が、7年ぶりに本社YTA(ヤマハモーターテクニカルアカデミー)グローバルトレーニングセンターで開催されました。世界35,700人の認定整備士の中から、19の国と地域の予選大会を勝ち抜いた22名の代表選手が日本に集結し、整備技術とサービス力を競い合いました。
WTGPは、ヤマハ独自の世界統一基準による整備士教育プログラムを修了した認定整備士が、一生に一度だけ挑戦できる世界大会。
2002年から2年ごとに開催されてきましたが、パンデミックの影響で2018年以降中断。今回は久々の開催となり、大会コピー「MASTER YOUR CRAFT, MAKE YOUR MARK/技を極め、名を刻め!」のもと、緊張感と熱気あふれる会場にて、選手全員が競技に挑みました。
競技の現場では、各国・地域の代表としての誇りを胸に、選手たちが緊張感の中で技術とホスピタリティを発揮。競技は「スポーツクラス」と「コミュータークラス」に分かれ、それぞれ「故障診断競技」と「お客さま対応競技」の2種目。故障診断では、スポーツモデル「MT-07」、コミューターモデル「NMAX125」「AEROX155」を使い、80分間で故障を正確に診断・修理。電子制御化が進むヤマハ車の診断ツール「YDT」の活用や、故障箇所の根拠説明など、高度な技術力が求められました。
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お客様対応競技は30分間で、点検・修理が完了した車両を引き取りに来店したお客様へ、わかりやすい説明やアドバイス、その際の接客マナーやコミュニケーション力も採点ポイント。多言語での競技進行の中、細やかな質疑応答も行われ、世界大会ならではの多様性が光りました。
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今年はライブ配信も初導入。しかも自動車業界初の英語・日本語による実況アナウンサーおよび解説者付きでの配信。また、選手の感情を可視化する「感情センシングアプリ」も活用し、臨場感あふれる大会となりました。会場にはライブ配信用のカメラが各選手の競技ブースに設置され、アナウンサーによる実況および解説者による見どころなどのわかりやすい解説とともに、選手の心拍数など心の動きまでリアルタイムで視聴者に伝えられる新しい試みも実施されました。
結果は、スポーツクラスはイギリスのリアム・コフィ選手、コミュータークラスはアルゼンチンのファン・クルス・ルナド・ロチャ選手が優勝。スポーツクラス優勝のリアム・コフィ選手は「まだ実感が湧いていません。支えてくれた皆さんに心から感謝しています。3回目の挑戦でヨーロッパチャンピオンになり、WTGPでもチャンピオンを獲得することができました。これからもヤマハのバイクを直せることが幸せです。」と喜びを露わにし、コミュータークラス優勝のファン・クルス・ルナド・ロチャ選手は「本当にうれしい。言葉にならないですね。この機会をくれたヤマハ発動機に感謝したい。今後は、若い整備士たちに伝えていきます。努力して、集中して取り組めば、必ず「実現可能だ」ということを知って欲しいです。」としみじみと語りました。表彰式では設楽元文社長が「安心・安全なヤマハバイクライフには整備士の力が不可欠。経験を持ち帰り、ヤマハファン拡大に貢献してほしい」とコメントしました。
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コミュータークラス受賞者
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スポーツクラス受賞者
WTGPは、単なる技術力だけでなく、お客さまの安心・安全、楽しいバイクライフを支える「技」と「心」を競う舞台。ヤマハ認定整備士の誇りと情熱が世界中に発信された大会となりました。今後もWTGPを通じて、整備士の地位向上や二輪業界の活性化、そして顧客満足度のさらなる向上を目指し、ヤマハ二輪業界のビジネスへの貢献に繋げていきます。
本件に関するお問合わせ先
CX事業部サービス部 サービス企画グループ
TEL:0538-37-7429
関連リンク
WTGP2025
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/owner-support/customer-support/wtgp/wtgp2025jp/




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