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物質調律家・山崎タクマ 世界最大のデザイン展ミラノサローネに出展 モノと生命の境界を探る ― 自身を"モノ"として展示

2026年04月17日

物質調律家・山崎タクマ 世界最大のデザイン展ミラノ

物質の質感や存在性を調律し、モノと生命の境界を探る独自の実践「物質調律家」として活動する山崎タクマ(TAKUMA YAMAZAKI DESIGN 合同会社 代表/本社:神奈川県横浜市戸塚区)は、2026年4月21日(火)よりイタリア・ミラノで開催される世界最大規模の国際デザインイベント「ミラノサローネ」に出展します。

本出展は、35歳以下の若手デザイナーを対象とした部門「SaloneSatellite」における選考を経て実現したものです。

本展示では、山崎が約10年にわたり継続してきたプロジェクト「Bio-Vide(バイオ・バイド/作家命名)」の新作として、「Bio-Vide : Becoming Object」を発表します。

Bio-Vide:有生性から捉える「モノと生命の境界」
Bio-Videは、モノと生命の境界を、生物学的な定義ではなく「有生性(アニマシー)」の観点から探る2014年から続くプロジェクトです。

人はなぜある存在を“生き物”と感じ、別の存在を“モノ”と認識するのか。

蚊は殺せるが犬には抵抗があるのはなぜか。同じ生命に対して差が生じる理由は何か。

日常的に使用するメガネと形見のメガネの扱いに差が生じるのはなぜか。

こうした曖昧な境界に対して、山崎は素材開発や作品制作を通じて継続的にアプローチしてきました。

これまでに、牛骨で制作したハンガーに牛革をかけるインスタレーションや、魚皮を自ら鞣すなどの素材加工を実践。さらに、落ち葉を構造体として再構成する独自の板材開発を行い、特許を取得しています。

生き物の死骸や自然素材の個体差、集合性に着目し、生命性と物質性のあいだにある知覚の揺らぎを、自身の感覚の引き出しとして蓄積してきました。

その背景には、家畜獣医師であった父のもとで、幼少期から「自分が口にしているものが生命から食べ物へと変換された結果である」という事実に触れてきた経験があります。

養豚場から屠畜場、油脂会社への訪問を通じて、食として流通する肉の背後にある存在を実感として捉えてきたことが、本プロジェクトの起点となっています。

■Becoming Object:自身を"モノ"として展示する

本プロジェクトでは、これまで“生命側”から語られてきた視点を反転し、作家自身がモノの側に立つ試みが行われます。

山崎は、自身が開発した落ち葉の板材を用いて、高さ約1,700mmの双子の椅子を制作。

その一脚に、自らが落ち葉で構成された仮面を装着した状態で座り、空間の中で静的な“モノ”として配置されます。

もう一脚には、生成AIを活用した作品「PromPlant / HeartBeat」を展示。

自身の心拍データをもとに生成された植物像を配置し、身体・データ・物質という異なる層を対比させます。

「物の側の感覚を知りたかった」

本作は、モノの側に立つことで得られる知覚を探る試みです。

本展示を通じて得られる経験は、今後の制作における新たな発想や表現へと接続されます。

山崎は引き続き、モノと生命の関係性を横断的に探究しながら、次の段階へと発展していきます。

■展示情報

会期 : 2026年4月21日(火)~4月26日(日)
会場 : Fiera Milano, Rho(イタリア・ミラノ)
出展 : SaloneSatellite(35歳以下対象部門)
ブース: Pavilion 7 / Booth E35

(出典元の情報/画像より一部抜粋)
(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)

※出典:プレスリリース

記事提供:WomanApps

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