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「AIに自社名を入れて確認」だけでは見えないもの──生成AIは会社を知っていても、社名を外すと候補に出てこない

株式会社スウィングクルー

「AIに自社名を入れて確認」だけでは見えないもの──生

株式会社スウィングクルーが自社を対象にChatGPT・Perplexity・Claudeを10日間観測。社名を含む質問は延べ180回すべて出現、含まない96パターンは延べ5,760回すべて不出現


株式会社スウィングクルー(東京都港区)は、自社を対象に、生成AI上での企業の見え方を観測しました。100種類の質問をChatGPT・Perplexity・Claudeの3つのAIに1日2回、10日間投げ続け、延べ6,000回分の回答を記録したものです。

結果は二極に分かれました。社名を含む3パターンの質問では、延べ180回すべてで自社が出現。一方、社名を含まない96パターンでは、延べ5,760回のうち1回も出現しませんでした。
本調査は自社1社を対象とした事例研究です。無作為抽出による推計ではなく、100クエリを10日間追跡した記述的な観測であり、他社や業界全体の傾向を示すものではありません。
同じ観点で、貴社の状態を1,000円で確認できる「クイック診断」も提供しています。


■調査の設計
対象:株式会社スウィングクルー(自社1社)
期間:2026年7月29日~8月9日(10日間観測・完走率100.0%)
質問:100クエリ。5つの層(指名/メジャー/ニッチ/課題/競合並走)に分けて設計
AI:ChatGPT・Perplexity・Claude(API経由)
頻度:1日2回×10日間
延べ回数:100クエリ×3AI×2回×10日=6,000回
同社は2026年7月に40クエリ・延べ120回の初回調査を実施しており、今回は質問数・観測期間・実行回数を拡大しています。


■社名を含む質問では、延べ180回すべてで出現した
生成AI上での企業の見え方を確かめるとき、最も簡単なのは自社名を入力し、「○○社について教えて」と尋ねる方法です。
今回の調査でも、社名を含む3パターンの質問では、延べ180回すべて(3クエリ×3AI×20回)で自社が出現しました。出現率100%です。
この結果だけを見れば、「AIには認識されている」と考えることもできます。


■社名を含まない96パターンでは、延べ5,760回すべてで出現しなかった
今回設定した100クエリのうち、96は社名を含まない質問です。内訳は、一般的な聞き方・ニッチな条件を含む聞き方・利用者の課題から始まる聞き方・他社との比較を想定した聞き方の4種類です。
この96パターンでは、延べ5,760回(96クエリ×3AI×20回)を通じて、自社の名前が1度も挙がりませんでした。出現率0%です。
同じ会社について尋ねているにもかかわらず、質問の入口によって結果が正反対になりました。
100クエリ全体を通した出現率は3.03%(182/6,000)でしたが、この数字は「平均的に3%出現する」ことを意味しません。実態は100%と0%に完全に分かれており、全体の平均値はその二極を機械的にならしたものです。


■サービス名だけで尋ねると、延べ60回中2回だった
同じ調査で、会社名とサービス名の間にも差が確認されました。
社名を含む質問では延べ180回すべてで出現した一方、サービス名のみを単独で尋ねた質問では、出現は延べ60回中2回でした(1クエリ×3AI×20回)。
なお、社名を含む3パターンとサービス名単独1パターンを合わせた4パターン(延べ240回)で平均すると182回・75.83%になりますが、この平均値はサービス名単独の低さによって押し下げられたものです。
企業が認識されているからといって、そのサービスも同じように認識されているとは限りませんでした。


■「認識されていること」と「候補として出てくること」
今回の観測で同社が着目したのは、この点です。
社名を直接入力すれば、AIは会社について回答できます。しかし利用者が社名を知らず、「こういう会社を探している」「この課題を解決できる会社はあるか」と尋ねた場合には、今回設定した96パターンでは一度も社名が挙がりませんでした。
少なくとも今回の自社事例では、AIが企業を認識していることと、AIがその企業を質問への回答候補として出すことは、別の状態でした。
生成AI上での見え方を、自社名を入力して確認している企業は少なくないと考えられます。しかし今回の自社事例に限って言えば、その確認だけでは、社名を知らない相手から尋ねられたときに候補として挙がるかどうかは分かりませんでした。同じことが他社でも起きているかは、実際に測ってみなければ分かりません。


■AIが説明したのは、現在提供している事業ではなかった
今回の観測では、もう一点、同社にとって想定外の結果がありました。
同社は広告・マーケティング領域の事業を2007年から継続しており、売上構成では現在も主力です。そのうえで2026年6月にAI認識監査の提供を開始し、7月15日にはプレスリリースを配信しています(19媒体に転載)。今回の観測は、その約2週間後から始まりました。
観測期間中、社名を含む質問に対して3AIはいずれも回答しました。ただしその説明は、広告・マーケティング領域の事業を中心としたものでした。
同社が法人番号をもとに確認したところ、第三者が運営する複数の企業情報データベースには、過去に扱っていた事業の記述が残っているもの、事業概要そのものが未入力のものがありました。いずれにも、現在提供している事業は記載されていませんでした。

なお、生成AIが新しい情報を反映するまでには一定の時間がかかるとされており、今回の観測時点で反映が完了していなかった可能性もあります。同社が着目したのは、第三者データベース側に、現在提供している事業の記述がそもそも存在しなかったという点です。

この結果は、サービス名のみで尋ねた質問での出現が延べ60回中2回にとどまったことと、同じ方向を示しています。会社としては認識されている一方で、現在提供している事業は、まだ認識の中に入っていないという状態です。
「出現率100%」は、「意図したとおりに認識されている」という意味ではありませんでした。出現しているかどうかと、何の会社として理解されているかは、別に確かめる必要があります。
同社は現在、これらのデータベースに対して、事実情報の修正申請と、未入力項目への登録申請を進めています。ただし、反映されるかどうか、反映までにどの程度かかるかは、各媒体の運用によります。
この作業は「認識されている内容の正確さ」に対するものであり、社名を含まない96パターンで候補に挙がるかどうかとは別の問題です。今回の観測では、この2つは異なる要因によるものと考えています。


■自社に、ゴーストサイテーションの変化が観測された(参考)
同社が診断で見ている現象のひとつが、ゴーストサイテーション――AIの回答が自社ページを引用元として使っているのに、本文には社名が一度も出てこない状態――です。今回の観測で、この現象がまさに自社自身に起きていたこと、そしてその後の変化が確認できました。
「AI認識監査 とは」という質問に対し、リアルタイム検索を行うPerplexityは当初から自社サイトを引用元として使っていました。しかし申請前の観測では、自社サイトを引用した延べ14回のうち、本文に「スウィングクルー」と明記されていたのは2回(14%)にとどまり、残り12回は引用されているのに社名が本文に出てこないゴースト状態でした。
同社はその後、2026年8月26日~27日に外部データベースへの修正・登録申請を行い、8月28日までに反映を確認しました。以降の観測では、自社サイトを引用した回答のうち社名が明記された割合は、1週間後に25%(20回中5回)、2週間後に45%(20回中9回)へと変化しています。ただし変化が見られたのはPerplexityのみです。ChatGPT・Claudeも検索は行っていますが、今回の質問では『AI認識監査』ではなく既存の『AI監査』(会計・内部統制分野の用語)に関する情報が中心に引用されており、当社サイトが候補に上がる状況にありませんでした。観測回数がまだ少なく、他の要因を排除できていないため、この変化を申請の効果と断定することはできませんが、方向は一致しています。


■10日間追跡して見えたこと(参考)
10日間の日次出現率は3.00%~3.17%の範囲で、振れ幅は0.17ポイントでした。
AI別に見ると、3AIのうち2AIは10日間を通じて同じ結果でした。変動したのは1AIのみで、その要因はサービス名単独の質問の出現有無が日によって入れ替わったことによります。
ただし、この安定性は「生成AIの回答は変わらない」ことを意味しません。今回のケースでは、出現するクエリと出現しないクエリが極端に分かれていたため、動く余地が小さかったという読み方が妥当です。1回の確認だけでは、ある結果が継続的なものか、その日限りのものかを区別できません。


■この調査の限界
本調査は、次の前提のうえで実施しています。
自社1社の事例です。他社・特定業界・生成AI全般の傾向を示すものではありません。
無作為抽出による標本調査ではありません。質問は同社が設計したものであり、母集団から抽出したものではないため、統計的な区間推定は行っていません。
延べ6,000回は、6,000件の独立した観測ではありません。同一の質問を時間をおいて繰り返しているため、観測どうしには依存関係があります。繰り返しの目的はサンプル数を増やすことではなく、結果が日によって変わるかどうかを見ることです。
結果は質問の設計に依存します。どう尋ねるかによって出現するかどうかは変わります。同社が100クエリを5つの層に分けて設計しているのは、この依存性を前提に、単一の聞き方では見えない範囲まで観測するためです。


■調査の設計思想について
同社は、なぜ5つの層に分けて質問を設計するのか、なぜAIごとに観点を変えるのか、なぜ複数回の観測が必要なのかを、自社ブログで公開しています。
AIに自社が出るかどうかは、1回では分からない
https://www.swingcrew.co.jp/blog/ai-visibility-multiple-queries/


■簡易診断の提供について
貴社にも同じ状態が起きていないか、今回と同じ考え方で簡易に確認できるのが「クイック診断」です。社名を入れた確認では見えない「社名を含まない質問での出現」を、3つの質問×3AI×日を変えて2回(計18回)で簡易に確認できます。オンラインで完結し、1週間以内にレポートをお届けします。価格は1,000円(税別)です。
今回実施した本診断(100クエリ・延べ6,000回)とは範囲と深さが異なり、クイック診断で分かるのは貴社の現在地の簡易な確認までです。競合との比較構造やサイト構造の診断は含みません。
クイック診断のお申込みはこちら
https://swingcrew.co.jp/geo-apply/
本診断のご案内はこちら
https://swingcrew.co.jp/ai-audit/


■株式会社スウィングクルーについて
株式会社スウィングクルーは、生成AI上で企業名・商品名がどのように理解され、どのような質問で回答候補に挙がるかを調査する企業です。2007年創業、広告・マーケティング領域で19年間事業を行ってきました。東京都港区海岸に本社を置いています。

サービス名は「スウィングクルー AI認識監査」です。ChatGPT・Perplexity・Claudeを対象に、企業名の認識、社名を含まない質問での出現、競合との比較のされ方、引用元となっているWebページなどを観測・分析します。

同社が見ているのは主に2点です。
ひとつはエンティティ調査、すなわちAIの中に企業としての輪郭が存在しているかどうか。
もうひとつはゴーストサイテーション検出、すなわちAIの回答本文に自社名が登場しないまま、自社ページだけが引用元として使われている状態の可視化です。
同社は、こうした観測の結果にもとづき、自社サイト内部の記述と、第三者媒体に残る外部の記述の両方を整備の対象としています。生成AIが企業を説明する際に参照しているのは、自社サイトだけではないためです。
今回の6,000回観測は、この取り組みにあたり、まず自社自身を対象として実施したものです。


【注記】
本調査は株式会社スウィングクルー1社のみを対象とした事例研究です。今回確認された数値・現象を、他社、特定業界、または生成AI全般の傾向として一般化するものではありません。
本調査は無作為抽出による標本調査ではないため、統計的な区間推定は行っていません。記載している数値はすべて観測された実数および実数に基づく比率です。
AIの回答および参照情報は、利用環境、時点、質問内容その他の条件によって異なる可能性があります。
本調査結果は、特定の施策によって生成AI上での掲載、推薦、順位、出現率向上その他の成果が得られることを保証するものではありません。


会社名:株式会社スウィングクルー
所在地:東京都港区海岸3-17-15
サービス名:スウィングクルー AI認識監査

プレスリリース提供:PR TIMES

「AIに自社名を入れて確認」だけでは見えないもの──生「AIに自社名を入れて確認」だけでは見えないもの──生

記事提供:PRTimes

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