世界約40か国が集う「世界盆栽大会」にて盆栽AIプラットフォーム「JinShari」を発表!東京大学大学院の研究チームが、盆栽の美学を言語化するクラウドファンディングを「academist」で開始
JinShari

4年に一度の国際大会でさいたま市大宮盆栽美術館との共同セミナーを実施。デジタル人文学×生成AIで「わびさび」や「余白」の美意識を言語化し、世界中の愛好家と日本文化を繋ぐ双方向の好循環へ
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/189591/2/189591-2-c8084b153426b5d391a1db30fed909a8-1080x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
厳しい風雪に耐え、白骨化した枝を「神(ジン)」、幹を「舎利(シャリ)」と呼ぶ。生と死が織りなす盆栽特有の美学を名に冠した盆栽AIプラットフォーム「JinShari」。
盆栽AIプラットフォーム「JinShari(ジンシャリ)」の開発および盆栽の美学・文化研究を進める研究プロジェクトチーム(代表:勝村 智樹 / 東京大学 大学院農学生命科学研究科 博士後期課程)は、マレーシア・クアラルンプールで開催された「第10回世界盆栽大会」に出展し、セミナー実施および体験デモの提供を行いました。
また、学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」にて、盆栽の美意識を言語化しAIへと実装する研究プロジェクトの資金調達を開始いたしました。
- プロジェクト名:盆栽の魅力を世界中に届けたい!- プロジェクトページ:
https://academist-cf.com/projects/428?lang=ja- 募集期間: 2026年9月1日(火) 10:00 ~ 2026年10月29日(木) 17:00- 挑戦者: 勝村 智樹(東京大学 大学院農学生命科学研究科 博士後期課程) / 横山 詢(東京大学 大学院学際情報学府 博士後期課程)
世界盆栽大会(World Bonsai Convention)とは
4年に一度開催される、世界最大級の盆栽の祭典です。第10回を迎えた今回は2026年8月28日~31日にマレーシア・クアラルンプールにて開催され、世界約40か国から愛好家、専門家、関連機関の関係者が集結しました。
今大会のテーマには「Unity in Diversity(多様性のなかの調和)」が掲げられ、世界各地の気候や文化の差異を越えて人々が盆栽を通じて繋がり合う姿が示されました。会場では各国のトップ盆栽家によるデモンストレーションや展示が行われ、盆栽文化の国際的な広がりと熱気が示されました。
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/189591/2/189591-2-dbc10099dc0b73e69a6adfb71248d6ff-2194x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
東南アジアで広く楽しまれるWater Jasmineの盆栽
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/189591/2/189591-2-2202351c73bb1ae2f11928dcd417843e-3851x2166.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
会場を埋め尽くす大観衆。熱狂とともに幕を開けた第10回世界盆栽大会の開会式
大会参加の背景
盆栽は今や世界各地に熱狂的な愛好家コミュニティが広がるグローバルな文化となっています。多くの人々が樹形の造形美に惹かれて盆栽の世界へ足を踏み入れる一方、その根底にある「余白」や「引き算」の美学、あるいは「わびさび」「無常」といった日本文化特有の精神性や思想的背景は、長年にわたり直感や個人の修練を通じた暗黙知として受け継がれてきた側面が強く、学術的な体系化はいまだ途上にあります。
こうしたなか、JinShariプロジェクトは「第10回世界盆栽大会」にて2つの特別セッション(各2時間)を実施しました。
さいたま市大宮盆栽美術館とのオンライン共同セッション現地会場と日本の大宮盆栽美術館をリアルタイム中継で結び、バーチャルツアーと質疑応答を実施。盆栽造形や床の間飾りにおける「見立て(メタファー)」の文化や、公立美術館としての持続的な文化保護体制について共有しました。
[画像4:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/189591/2/189591-2-02921fb49738d8cbfb37a22d29fbc825-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
会場と大宮盆栽美術館を結んだオンライン中継の様子
盆栽AIプラットフォーム「JinShari」紹介セッション樹種・居住地に応じた最適な管理をサポートする「AI生育管理」や、理想的な樹の姿をシミュレーションする「AI樹形構想」といった現在開発中の先端機能を発表しました。会場では、スマートフォンで写真を撮るだけで盆栽の見どころを可視化するAIプロトタイプの体験デモや、参加者の意識アンケートを実施しました。
[画像5:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/189591/2/189591-2-12ca398de486fc732dbae06768fad26f-3900x2615.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
会場での「JinShari」機能の体験デモ
現地ではAI活用への強い期待とともに、「国や文化圏によって樹形の評価基準が異なる」という共通課題が浮き彫りとなりました。単に「日本のやり方が正解」とするのではなく、「相手がどういう意図で、どのような評価を下すのか」という他者の美意識まで踏み込んで理解することの重要性を痛感しました。
愛好家が盆栽と最も深く対話するのは、水を与え、枝を観察する「日々の手入れの瞬間」です。私たちは、デジタル人文学の手法を用いて盆栽の美学を客観的な「言葉」として解き明かし、それを手入れの伴走者である盆栽AIプラットフォーム「JinShari」に文化データベースとして実装することで、日常の手入れを通じて自然と日本文化の深層に触れられる体験を世界へ届けるべく、本クラウドファンディングを立ち上げました。
[画像6:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/189591/2/189591-2-dfd8dfb6bcf6e27ddfd9bf424f010196-722x1434.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
JinShariの盆栽管理画面
[画像7:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/189591/2/189591-2-9306f36e25347e5d36aa1bcbbc282571-1355x2700.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
樹形評価のサンプル画面(開発中)
[画像8:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/189591/2/189591-2-46ea1f1b403cff394b3b1a10c9656f55-1372x2700.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
お手本生成のサンプル画面(開発中)
クラウドファンディング・プロジェクトの概要
世界盆栽大会の現場に立ち、私たちは国境を越えて盆栽を熱狂的に愛する世界中の人々の姿を肌で体感しました。盆栽が世界共通の芸術となった今、大切なのは単に日本の型を押し付けるのではなく、他者が何を美しいと感じているのかという「文化的背景への深い理解」です。
しかし、他者の美意識を深く理解し、真に対話していくためには、まず私たち自身が「日本の美意識や思想」を感覚的な領域にとどめず、客観的な言葉として説明できなければなりません。世阿弥が自らの芸を客観的に見つめ直す「離見の見」を説いたように、自らの文化構造を客観化して初めて、他者との差異や共通点を正しく見つめ直すことができます。
本研究プロジェクトは、農業経済学を専門とする勝村と、盆栽思想史・美学を専門とする横山の学際的な協働によって推進されます。これまで直感や個人の感覚に委ねられがちだった盆栽の美学を、デジタル人文学のアプローチによって客観的な言葉として紐解き、盆栽AIプラットフォーム「JinShari」へと実装することを目指します。
単に盆栽を単体で完結させるのではなく、「盆栽から他の日本文化へと関心を深める」「他の日本文化から盆栽造形の着想を得る」という双方向の循環を生み出すことを目的とし、以下の3つのフェーズで研究・実装を推進します。
[画像9:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/189591/2/189591-2-fb0aa85a21d2ebe6ab11d92b96563515-982x567.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
海外に広まった盆栽を日本文化への入り口にする
Phase 1(思想・美学の厳密な言語化):
明治以降の言説や名品集を分析し、盆栽造形において「余白」や「わびさび」が具体的に何を目指して語られてきたのかを客観的な言葉として抽出。
Phase 2(他領域の文化・美学論との比較検証):
茶道、いけ花、日本庭園、日本画、文学・俳句、能楽など、他の日本文化における空間・時間表現との共通点・差異を学術的に整理。
Phase 3(AI技術との融合・プラットフォームへの実装):
分析成果を文化データベース化し、生成AIを通じて日々の手入れの中で手元の樹の思想的背景に触れられる機能を開発。
[画像10:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/189591/2/189591-2-851f3afb6192f27e38b176ba63274320-1206x557.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
近代文化史の比較分析による盆栽美学の構造化と、3つのフェーズによる「JinShari」へのAI実装プロセス
クラウドファンディングのリターン(抜粋)
ご支援いただいたサポーターの皆様には、研究成果を身近に体験していただける多様なリターンをご用意しています。
- 活動報告・研究進捗レポートの限定配信- 研究成果を反映した「オンライン盆栽鑑賞会」生配信・オンライン参加券(希望者への盆栽講評を含む)- プロジェクト公式プレスリリース(成立時)への特別協賛パートナーとしてのお名前・企業ロゴ掲載- 個別ヒアリングに基づく盆栽のご提案&特製解説パネル作成(※盆栽園とのマッチング支援対応あり)
クラウドファンディング・プロジェクトの今後の展開
将来的には、東南アジアや欧米をはじめとする海外の盆栽コミュニティや研究機関とも連携を広げ、各地域の気候風土や歴史的背景から生まれた多様な美意識・評価基準を反映した「多言語・多文化対応の美学データベース」の構築を目指します。日本の美意識を世界へ一方的に発信・受容させるだけでなく、世界各地で独自に育まれた盆栽観や表現を互いに取り込み、学び合う――。盆栽のデジタルプラットフォームを介して、国境を越えた双方向の文化的対話と新たな美の創出を推進してまいります。
代表者コメント
[画像11:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/189591/2/189591-2-d424f13474d03e4da4ab26bf3d079343-2160x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
世界盆栽大会のセミナーで講演する代表の勝村
勝村 智樹(JinShari代表 / 東京大学 大学院農学生命科学研究科 農業・資源経済学専攻 博士後期課程)「世界盆栽大会への参加を経て、世界中の愛好家と真に対話するためには、まず私たちが日本の美意識を感覚論にとどめず、『なぜそれが美しいのか』を誰もが理解できる言葉で説明できるようになることが不可欠だと痛感しました。受け継がれてきた美学を言語化してAIへ実装し、世界中の人々が互いの価値観を尊重し合える『文化的な連帯』を築いてまいります。温かいご支援をお願い申し上げます。」
【謝辞】
第10回世界盆栽大会への出展・セミナー開催にあたりご支援・ご協力をいただきました、さいたま市、さいたま市大宮盆栽美術館、株式会社地域デザインラボさいたまの皆様に深く感謝申し上げます。
【本件に関するお問い合わせ先】
JinShari
代表:勝村 智樹
Email:support@mail.jinshari.jp
プロジェクトURL(クラウドファンディング):
https://academist-cf.com/projects/428?lang=ja
JinShari 公式Webサイト:
https://www.jinshari.jp/プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes