ヤマダフーズ、主力商品の包装フィルムに水性フレキソ印刷を導入
株式会社ヤマダフーズ
株式会社ヤマダフーズ(本社:秋田県仙北郡美郷町、代表取締役:山田 伸祐)は、2026年10月より順次、主力商品の一部に環境負荷の少ない「水性フレキソ印刷」及び「水現像フレキソ印刷樹脂版」を採用したパッケージフィルムを導入します。
導入対象となる商品は段階的に主力商品2品(通の納豆、超・細か~いきざみ納豆)を予定しており、これはヤマダフーズが全社で使用するNB商品の包装フィルムの25%に相当します。
本取り組みにより、包装資材の印刷工程におけるVOC(揮発性有機化合物)排出量の削減、温室効果ガス(GHG)排出量の低減、作業環境改善を推進します。現在の納豆業界におけるラベルフィルムに用いられている、油性グラビア印刷と比較した場合、GHG排出量は約65%※削減できる見込みです。
※5,000m印刷あたりの温室効果ガス排出量=サンプル包材作成の製造条件より算出したもので水性フレキソ印刷及び油性グラビア印刷の代表値ではありません。
出典:旭化成株式会社MATERIAL SECTOR資料より
欧米では食品包装の主流となりつつあるフレキソ印刷ですが、日本の軟包装分野での普及率は数%にとどまっています※。当社は納豆という、家庭で日々多く消費されるコモディティ商品を通じて、持続可能な環境対策の実現に貢献してまいります。
※出典:The European Rotogravure Association, ERA
■導入の背景
ヤマダフーズではこれまで、プラ使用率軽減を目指したオパレイ容器の採用を実現し、これに続く環境対応施策を検討してきました。そのなかで、水性フレキソ印刷技術に着目し、本プロジェクトを開始しました。
本プロジェクトは、環境への取り組みをより意義のあるものとするため、主力商品での採用を目指しスタートしました。安定的に出荷し続けるためにも、印刷の見た目の仕上がりもさることながら、量産環境における包装のライン適性をクリアするため、幾度にもわたる試作を重ね、現実的な運用を実現いたしました。
■今後の展望
主力商品である「通の納豆」への採用に続き、今後は旗艦商品である「超・細か~いきざみ納豆」への展開検討を進め、取引先の環境方針にも応えられる体制を整えていきます。これらの取り組みによって、日本におけるフレキソ印刷採用率の向上、VOC排出量の継続的削減を推進してまいります。
■担当者コメント
今回の取り組みは単なる印刷方式の変更ではありません。環境性能、品質、量産安定性のすべてを両立できるかを検証するプロジェクトでした。約7か月に及ぶ検証と幾度ものラインテストを経て、持続可能な食品包装への第一歩を踏み出すことができました。
■フレキソ印刷とは
フレキソ印刷は、柔軟性のある樹脂版(凸版)を使用し、版の凸部についたインキをフィルムなどの包装材へ転写する印刷方式です。段ボールから食品包装フィルムまで幅広く利用できます。
■従来のグラビア印刷との違い
グラビア印刷は金属製の凹版を用い、高精細な写真表現を得意とします。
一方、フレキソ印刷は水性インキやUVインキを活用しやすく、環境負荷低減に優れています。
■環境面で注目される理由
VOC削減、GHG削減、インキ使用量削減、作業環境改善などが期待されています。
■会社概要
商号 : 株式会社ヤマダフーズ
代表者 : 代表取締役 山田 伸祐
所在地 : 〒019-1301 秋田県仙北郡美郷町野荒町字街道の上279
設立 : 1954年9月
事業内容: 納豆製造販売業
資本金 : 9,800万円
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