連絡帳作成の負担が大幅減!「まとめて生成AI β版」リリース
2025年02月16日
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連絡帳作成を自動化する新機能が登場
介護現場の負担を増大させている要素の一つに、記録業務が挙げられる。利用者の状況を正確に把握し、適切なケアを提供するために、日々の記録は不可欠だ。しかし、職員の業務負担が大きく、利用者と向き合う時間を十分に確保できないという課題が指摘されている。
この問題を解決するために、株式会社Rehab for JAPANは2月13日、介護ソフト「Rehab Cloud(リハブクラウド)」において、生成AIを活用した連絡帳作成機能「まとめて生成AI β版」をリリースした。
この機能は、介護記録を基に利用者ごとの状況に応じた連絡帳コメントをAIが自動生成するもの。タブレット記録アプリ「Rehab Cloud デイリー」に入力するだけで、連絡帳の作成時間を大幅に短縮できると同時に、より個別性の高い内容を簡単に作成できる。
新たな機能によって連絡帳作成の負担を軽減し、介護職員がより直接的なケアに専念できる環境を目指す。
AIで連絡帳作成の効率と品質を両立、介護現場の課題解決へ
介護業界では慢性的な人材不足が続く一方、記録業務などの間接業務が職員の負担となり、ケアに割く時間を圧迫している。連絡帳の作成もその一つであり、利用者の健康状態や活動内容を家族へ伝える重要な役割を担っている。
通所介護事業所の約9割が連絡帳を作成しているが、適切な内容を記載するには多くの時間と労力を要する。調査によると、約5割の事業所が他の利用者と類似したコメントを記載しており、業務の効率化が求められている。
特に、通所介護のプログラム終了後から退所までの限られた時間内で作成しなければならず、効率性と個別対応の両立が課題となっていた。
「まとめて生成AI β版」は、こうした課題を解決するために開発された。
AIが記録データを基に利用者ごとに最適なコメントを生成することで、作成時間を短縮しながら、個別性の高い内容を提供できる。さらに、AIが作成したコメントを職員が編集できるため、簡単な修正でよりきめ細やかな連絡帳を作成できる点も特徴だ。
今回のリリースはベータ版としての提供であり、今後、ユーザーからのフィードバックを基にAIの精度向上や機能改善を進めていく。効率と品質の両立を実現することで、介護現場の負担軽減とサービス向上を目指す。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社Rehab for JAPANのプレスリリース
https://rehabforjapan.com/news/202502131121/
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