障がい者雇用の新しい形態に挑戦。ネクステージがスタートさせたアート雇用とは?
2016年12月03日
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障がい者雇用の新しい形態を愛知県知事に報告
中古車の買い取り店を全国展開している株式会社ネクステージが、2016年12月3日(土)に愛知県芸術文化センター アートスペースXで行われるあいちアール・ブリュット優秀作品特別展表彰式内・就職報告会において、障がい者雇用の新しい形態、アート雇用について、愛知県知事に報告をすることになった。
画家を在宅勤務雇用するアート雇用
同社では現在、本社事務業務を中心とした障がい者雇用に取り組んでいるが、法定雇用率の達成に向けた、企業成長に沿った従業員の増加とそれに応じた障がい者雇用を行うという課題もある。そうした中で愛知労働局・ハローワーク名古屋中が仲介となり、国内初事例となる「画家としての在宅勤務雇用」 すなわちアート雇用を2016年6月からスタートした。
画家としてのキャリアも豊富な戸苅氏
同社で画家として在宅勤務している戸苅宏二氏は、3歳半の時に自閉症と診断。幼い時から絵を描くことが好きで絵画教室に現在も通っている。それをきっかけに今日まで絵の創作活動を続けている。
コンクールや公募展に出品し、厚生労働大臣賞や愛知県内の絵画展などの受賞歴も多い画家としてのキャリアを持っている。第16回全国障害者芸術・文化祭あいち大会へも招待作品として作品が展示されることが決定している。
報告会には同社代表取締役社長の広田靖治氏、戸苅宏二氏と家族が参加。同時期にアート雇用を開始した株式会社川本第一製作所の社長と雇用された磯崎亮氏、家族も参加する。障がい者雇用における仕事の創出に課題を持つ企業等も多いが、こうした新しい取り組みも参考になろう。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社ネクステージのプレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000010893.html
記事提供:障害者雇用インフォメーション|