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日本理化学工業、障がい者雇用の最初の一歩を描いた舞台『幸福な職場』

2016年11月21日

日本理化学工業、障がい者雇用の最初の一歩を描いた舞

日本一有名な障がい者雇用の会社
日本理化学工業といえば2016年6月現在で全従業員81人中、60人が知的障がい者、そのうち27人は重度の障がい者が働いている、理想的な障がい者雇用を実現している有名な会社だ。

業績的にも成功している理想的な会社
学校で使うチョーク製造を行うこの会社は、単に雇用するだけではなく、国内チョーク業界のシェア30%を超えるトップメーカーに。重度の障がい者でも企業の頼もしい戦力なることも実証している。

会社創立は昭和12年。創業者の父親の跡を継ぎ同社に入社、1974年社長に就任した大山泰弘氏(現取締役会長)が養護学校の生徒の職業体験受け入れをきっかけに昭和35年に2人の知的障がい者を雇用。

その後障がい者雇用のために努力を重ね、今に至る。大山氏は2003年厚生労働大臣表彰、日本障害者雇用促進協会会長表彰。2009年には渋沢栄一賞を受けるなど、中小経営のカリスマ的存在となっている。

障がい者雇用、初めの一歩を描く舞台
実は同社をモデルにした舞台が2017年1月に世田谷パブリックシアターで上演される。作、演出きたむらけんじ氏で2009年の初演以来5度目の再演となる『幸福な職場』だ。

昭和30年代、日本で初めて知的障がい者を雇用した町工場の、初めの一歩を描いたハートフルな物語だ。最初は受け入れに後ろ向きだった社長が養護学校の先生の熱意や懸命に働く障がい者たちに心動かされる過程が丁寧に描かれている。障がい者雇用とはどういうことか、知ることができるおすすめの劇だ。


▼外部リンク

舞台『幸福な職場』
http://www.koufukunashokuba.com/

日本理化学工業
http://www.nichiri.co.jp/

記事提供:障害者雇用インフォメーション

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