優れもの防災グッズ「AQUMOチーバくんCANDLE」が障がい者雇用を救う?
2016年10月17日

障がい者の雇用を担う就労継続支援A型事業の苦境
障がい者を雇用し、就労の場を提供する福祉サービスの就労継続支援A型事業。しかし長い間、請負作業などを懸命に行ってもそれで得られる収入は少なく、本来であれば利用者の賃金は作業収入で支払うのだが、現実には収入が極めて少なく利用者が通所することで得られる報酬で補填する事業所が多い。
優れた自社製品販売で事業所の健全な運営をめざす
そんな悪循環を改善しようと、高齢者介護サービス事業所や障がい福祉サービス事業所の運営を手がけるサンファースト福祉グループ株式会社は、全国のA型事業所が儲かるシステム作りを考え、儲けることで障がい者の長期雇用を安定させ、賃金を上げることをめざしている。
そこで自社商品を作って儲ける事業所の形を理想とし、まずは自分の会社でその事業を立ち上げ、軌道に乗れば他社にも呼びかけ、全国のA型事業所が儲かる「全国総黒字化計画」をスタートさせた。
「AQUMOチーバくんCANDLE」販売
その第一弾が2016年8月から同社が運営する就労継続支援A型事業所aigamo松戸オフィスでの「AQUMOチーバくんCANDLE」918円(税込み)販売だ。
この商品は わずか1cc程度の水につけるだけで最低1週間以上、点灯するという優れもので、ライターより小さく重さも21gとコンパクト。5年間の保存が可能で使用後は一般の不燃ごみとして廃棄ができる防災グッズだ。
防災用品の中でも灯りは必需品。だが過去の震災において懐中電灯の電池切れ、電池の売り切れ状態という体験が多く聞かれた。この非常用LEDライトなら電池の心配もなく、非常事態で水がない時でも唾液や尿で代用できるという。まずは同社の事業成功がこの計画のカギとなる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
サンファースト福祉グループ株式会社のプレスリリース(ValuePress!)
https://www.value-press.com/pressrelease/171569
記事提供:障害者雇用インフォメーション|