新潟市、特別支援学校、支援級の生徒に地元企業の仕事体験会を実施
2016年07月12日
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特別支援学校、支援級の生徒の卒後
特別支援学校や特別支援学級に通う生徒たちは、障がい者雇用に取り組む事業所、企業にとっては、未来の社員となり得る貴重な人材だ。彼らにとっても企業にとってもよりよい就労、職場定着ができるよう、さまざまな方策が必要だ。
当事者が卒後の仕事をイメージできる
新潟県新潟市で2016年9月10日(土)に新潟市総合福祉会館で行われる「第11回 新潟市障がい児者の進路を考える会・体験会」は、そうした特別支援学校・特別支援学級の高校生・中学生に向けたイベントだ。
これは企業や福祉事業所で普段実際に行われているような作業を疑似体験することで、それにより生徒自身が卒業後の働くイメージを具体的にすることができ、進路選択の参考になるというものだ。
企業にとっても仕事体験はメリットに
当日、14の企業が集まり、参加者は事前に申し込みをした2つの体験ができる。体験内容はお茶出し、レクリエーションなどの介護業務、シュレッダー、古紙分別などの事務作業。店の準備や接客などのパン屋体験、開店準備と接客などの飲食業。清掃のプロから清掃用具の使い方を学ぶオフィス清掃業。
ほか木材を使って作品作りをする木材加工、タオルやシーツのたたみ方を学ぶクリーニング作業、商品陳列やレジ打ちなどを体験する小売り販売 。植物の苗植え作業を体験する花き栽培。
パソコンを使った文字入力などを体験するパソコン業務、ペットボトルのキャップの仕分け作業、工具を使って電気メーターを解体する計測機器解体。ラスクを袋に詰める作業をするお菓子包装、小型家電などの解体作業を行う電子機器解体といった体験が用意されている。
このような画期的な試みは、多くの地域でもぜひ参考にしてほしいところだ。
▼外部リンク
第11回 新潟市障がい児者の進路を考える会 体験会
http://www.city.niigata.lg.jp/iryo/shofuku/shuro_koyo新潟市
http://www.city.niigata.lg.jp
記事提供:障害者雇用インフォメーション|