地方の生産物を紹介する商品開発、商品化プロジェクトに障がい者就労施設への支援も
2016年05月21日

地方の生産物を広めるプロジェクト
全国の6次産業化の取り組み支援を行ってきた株式会社ziten(ジテン)は、地域活性化に関心のある大学生やライターと「TriPrime(トリプライム)」というチームを結成、地方の魅力を伝えることのできるしくみづくりを推進してきた。
TriPrimeは今、東京を中心としたミスキャンパスの組織「キャンパスラボ」と提携し、クラウドファンディングにチャレンジしている。そのプロジェクトとは、鹿児島産アーモンドオイルと国産精油を使用した「香実(かじつ)」というアロマグッズの商品化をめざすものだ。
クラウドファンディングで資金集め
計画の概要は、鹿児島県の湧水町において日本で唯一生産されているアーモンドオイルを染み込ませたマイクロカプセルに、国産精油の香り成分を詰めたアロマのパッチを香りの実と見立てた「香実(かじつ)」という商品を開発。国産精油の魅力を多くの人に伝えるのも目的のひとつとしている。
仕事の1部を障がい者就労事業所に委託
また地方のすぐれた生産品を国内外の人に届ける意義のほか、障がい者の就労支援にも一役買っている。セッティングや販売管理といった1部業務を、鹿児島市にある「ひふみよベース紫原(就労継続支援B型)」に委託。
同事業所は開所から半年で平均工賃20,000円を達成。さまざまな試みでメンバー(利用者)の可能性を追求しつつ、平均賃金を上げていく課題にも挑戦している。こうした事業所がプロジェクトに参加することで障がい者の就労支援、賃金引き上げの取り組みの応援も行う。
このようなさまざまな形での障がい者就労支援が軒並み登場している。多くの組織が手を組み、貢献していくスタイルに注目したい。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社zitenのプレスリリース(@Press)
https://www.atpress.ne.jp/news/98094
記事提供:障害者雇用インフォメーション|