ファーストリテイリンググループにおける障がい者雇用への取り組み
2016年05月10日

ファーストリテイリンググループのダイバーシティ
ユニクロ、GUでおなじみの株式会社ファーストリテイリング。同グループでは早くから会社の基本方針の中でダイバーシティの推進を掲げ、女性の活躍できる環境や、障がい者雇用に積極的に取り組んできた。
障がい者雇用への取り組みの歩み
2016年4月26日(火)に更新されたホームページでは、障がい者雇用推進についての同社の歩み、取り組みについてが詳細に掲載されている。2001年に国内のユニクロ店舗で障がい者雇用をスタート。2011年には企業グループ算定特例の認定を受けた。
2012年には目標だった「1店舗1名」の水準を日本国内でほぼ達成。2015年度の同グループ障がい者雇用率は、グループ算定で5.87%と法定雇用率2.0%を大幅に上回る。海外でも障がい者雇用を拡大、13の国と地域で1,534名の障がい者が働いているという。
喫緊の課題、精神障がい者雇用にも果敢に取り組む
さらに店舗のみならず、本社や本部オフィスでの雇用機会の拡大も計画。日本国内で2013年から尽力しているのが、精神障がい者の雇用である。社会課題となっている精神障がい者の雇用。同グループではそうした問題の解決に向け、山口本社で総務職を中心に7名の採用を行った。
今後の課題は、障がい者とともに働くことの意義を、全従業員に根付かせること、また当事者も仕事にやりがいを感じさせることだという。そこで今まで実施してきた店長への研修以外に、入社時研修の中にグループの障がい者雇用の内容を加えた。
また2015年4月には、国の認定資格をもつジョブコーチを従業員として採用。ジョブコーチをメインとなり研修の組み立てや現場の課題にも対応しているという。今後もファーストリテイリンググループの障がい者雇用の取り組みに注目していきたい。
▼外部リンク
ダイバーシティの推進
http://www.fastretailing.com/jp/csr/employee/diversity.html株式会社ファーストリテイリング
http://www.fastretailing.com/jp/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|