医療系に特化した就労カリキュラムを行う就労移行支援「ジョブステーションマツサカ」
2016年05月02日
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他にはない支援が注目される
2015年11月に開設された、三重県松阪市にある株式会社JSMの障がい者の就労移行支援事業所「ジョブステーションマツサカ」が注目されている。
医療系に特化した専門的な就労支援を実施
就労移行支援事業所は年々増加し、現在では全国に2,000ヶ所以上ある中、事務系の就労をめざした訓練を行うところも多い。このジョブステーションマツサカでは事務はもとより、特に医療系事務への就労に重点を置き、そのためのカリキュラム開発と実践を行っている。
同事業所の代表取締役である三村作典氏は医療系の人材専門会社で30年以上働いた経験から、人材に関わる企業でまた管理者として、 障がい者が活躍できる職場環境、社会の在り方について考えてきたという。
障がい者雇用を進めるために、本質的に何かできることは?そうした思いが、この事業所立ち上げにつながった。障がい者雇用率達成のための人数合わせではなく、企業や医療機関が本当に戦力として必要な人材の育成を行っているそうだ。
専門的な内容を学んだ人材を選べる手段
医療系のカリキュラムの内容は、診療報酬をメインに計算技術を身に付ける、また医療業界特有の専門用語について、きめ細かい指導を行う医療事務習得コース。診断書、カルテ書類などの補助入力の技術習得を行い、専門用語もくわしく解説する医療事務補助業務習得コースの2コースだ。
障がい者雇用を行う企業側も、専門的な分野の就労に特化した就労移行支援事業所が今後もっと増えてくれば、適切な人材を採用しやすくなる利点がある。こうした傾向は障がい者雇用拡大によい効果をもたらしそうだ。
▼外部リンク
株式会社JSM
http://www.kjsm.co.jp/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|