視覚障がい者の「働く」を応援するアイシー運動のコンテストとは
2016年05月02日
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視覚障がい者の社会的価値を高める運動
ヒトiPS細胞を使った、世界で初めての移植手術に成功した理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーが進めている、視覚障がい者の社会価値を高めるプロジェクトで、公益社団法人ネクストビジョンが運営するアイシー運動。
視覚障がい者の雇用拡大を目指して
そのアイシー運動が今回、視覚障がいのイメージを刷新するために、就労にフォーカスを当てたコンテスト「アイシー ワーキング アワード」を創設した。
現在、日本の視覚障がい者は約164万人だが、2013年度ハローワークでの視覚障がい者の就職件数は2,364件にとどまっている。企業側も視覚障がい者の採用は難しいと感じている調査結果もあり、視覚障がいでも働くことができるのに誤認識から雇用を敬遠される傾向があるという。この催しでは、視覚障がいの正しい認知を行い、雇用拡大を目指す。
就労の事例紹介と働くアイデアを公募
このコンテストは見えない、見えにくい人の就労に関しての事例、アイデアを募集し、表彰するもので、視覚障がい者がどのように働き、企業の中で活躍しているのかを伝える事例部門と、どんな仕事や分野なら活躍できるか、どのような働き方がよいのかを問うアイデア部門の2テーマを設け、企業や一般から幅広く募集を行う。
応募の中から、優秀な事例と評された企業・団体や、視覚障がいのバリアバリューをつくり出す優れたアイデアには、それぞれにグランプリ、合理的配慮賞、バリアバリュー賞などを選出し、11月頃に予定している表彰イベントで発表する。応募期間は2016年4月15日(金)からスタートしており、締め切りは2016年9月30日(金)まで。受け付けは公式ホームページなど。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
公益社団法人ネクストビジョンのプレスリリース(@Press)
https://www.atpress.ne.jp/news/100482
記事提供:障害者雇用インフォメーション|