日本初、統合失調症専門の就労移行支援事業所がお茶の水に開所
2016年04月11日
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就労移行支援事業所「リドアーズ(ReDoors)お茶の水」
障がい者専門の、就職・転職支援を手がける株式会社ゼネラルパートナーズが、2016年4月1日(金)に日本で初めてとなる統合失調症専門の教育・研修施設として、仕事に必要となる知識や能力を身に付け、一般就職をめざす通所型の福祉サービスである就労移行支援事業所「リドアーズ(ReDoors)お茶の水」を開所した。
発症率の高い精神疾患、統合失調症
統合失調症とは、何らかの原因で情報や刺激に過敏になり、脳内のネットワーク機能が失われてしまう精神疾患だ。発症の原因は解明されていないが、ストレスや人生の転機等での緊張などが起因で発症するとも言われている。
幻覚、幻聴、妄想が代表的な症状だが、そのほか意欲低下、感情表現の欠落、判断力・記憶力・理解力といった認知機能にも障がいが起こり、生活全てに支障がある。
患者数は100人に1人程度と言われ、発症年齢は思春期から30歳までが全体の70~80%を占めることから、社会に出られず、社会経験がないことが働く自信を失わせ、就職困難者が多い現状がある。
就職に向けて専門的な支援を行う
統合失調症の発症率は高いが完治することは難しいという言われる中、専門的な支援サービスがなかったことから今回の開所に至った。
就労経験が少ない人にも、体験型の研修を通して自分に合った社会との関わり方や働き方を共に考え、自信回復、症状理解・セルフコントロールから適職発見と段階を追って進める。その後障がいに合わせた専門的なカリキュラムを組むスキルアップ研修から、就職活動から就労後の職場定着まで最大2年トータルでサポートを行う。
障がい者雇用に取り組む企業側も、精神障がい者の就労については大きな関心事だ。支援側の情報の把握も心がけていきたいところだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社ゼネラルパートナーズのプレスリリース
http://www.generalpartners.co.jp/downloads/gp2016401株式会社ゼネラルパートナーズ
http://www.generalpartners.co.jp/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|