創立30周年、オムロン京都太陽株式会社における障がい者雇用の歴史
2016年04月11日
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2016年4月に30周年、同日記念式典開催
制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境といった幅広い事業を展開するオムロン株式会社の特例子会社であるオムロン京都太陽株式会社は、2016年4月1日(金)に創業30周年を迎えて、同日に記念式典を開催した。
式典には、同社から今後に向けての決意表明と共に、来賓の山田啓二府知事、門川大作市長が祝辞を述べた。
福祉事業所と共同出資でスタート
オムロン京都太陽は、1985年オムロンと大分県別府市と愛知県、京都府に障がい者が働き、生活する事業所施設を持つ社会福祉法人太陽の家の共同出資でオムロンの主幹である制御機器事業の製品を障がい者たちが生産する福祉工場として設立された。
1986年の創業から、各々のハンディキャップに応じた人材の配置や、生産作業に必要な治具、補助具、半自動機などを当事者自らが設計、製作しラインに設置したりと、誰もが自身の力を発揮し、生き生きと働くことのできる、働きやすい環境作りを行っている。
輝かしいこれまでの実績
これまでに延べ約400名の障がい者を採用、現在144名の障がい者が働いている。ここでの訓練を経て一般就労の企業へも約100名を輩出した実績を持つ。
今では年間4,000名以上の人が現場を見学に訪れる。そうした人々に工場が長い間培ってきた知見やノウハウを伝えることが、障がい者の就労機会の拡大や働く環境改善への貢献につながっている。
オムロン京都太陽は職能的重度障がい者の雇用機会の創出、事業を通じての顧客満足度と収益を確保、障がい者雇用のノウハウを広く社会に提供するという3つの使命を果たしている。今後もオムロンでは、さまざまな社会貢献活動に取り組み続けていくという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
オムロン株式会社の二ュースリリース
http://www.omron.co.jp/press/2016/04/c0404.htmlオムロン京都太陽株式会社
http://www.kyoto-taiyo.omron.co.jp/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|