大分市、市役所勤務でスキルアップした障がい者の実習受け入れ企業を募集
2016年04月10日

障がい者雇用促進事業
大分市商工労政課では、2009年度から障がい者雇用促進と職業定着、就業機会を広げることを目的とした「知的・精神障がい者雇用促進事業」に取り組んでいる。
市役所で仕事を学んだ後、一般就労へ
この事業は、まずここで採用された障がい者が大分市役所に勤務し、その中で庁内の各課から依頼されたさまざまな仕事や、社会人マナーやルールの勉強を行うことでスキルアップを図り、任期である3年以内に民間企業への就労を目標とするものだ。
仕事内容は事務作業が中心で、郵便物発送準備。文書入力(Word)、数値入力(Exel)などのデータ入力。ほか会議録のテープおこし、廃棄する書類の分別、パンフレット、ポスター配布準備、各種申告書などの書類の並び替え。また事務用品を使用し手先を細かく使う作業などを手がけている。
実習の受け入れ先企業を募集中
現在この事業における実習の受け入れ先企業を募集している。実習期間は1か月(市役所の勤務日数と同じ17日間)が目安だが、事業所の意向や本人の実習中の状況に応じ、期間の短縮や延長も可能。実習期間中は、同事業の支援員が折々にフォローを行うので受け入れる方も安心だ。
実習中は、賃金や交通費といった事業所側の金銭的な負担はなし。実習することで、本人の適性がわかり、職場へのマッチングが可能か否か事前に判断できるので、事業所も当事者も双方が安心して就労へ移行できるメリットがある。
同事業側では各々の障がい特性を詳細に把握しているので、企業へ個人の適性分野などの十分な情報提供を行えるほか、就労後も、ハローワーク・障害者職業センターなど他の支援機関と連携を取りながら、フォローアップを行うなど採用におけるメリットも。市内にある障がい者雇用を検討中の企業は一考を。
▼外部リンク
「知的・精神障がい者雇用促進事業」実習受入れ先企業募集
http://www.city.oita.oita.jp/www/contents/1362976860161大分市ホームページ
http://www.city.oita.oita.jp
記事提供:障害者雇用インフォメーション|