障がい者が働くことのできる実店舗の花屋開店支援をクラウドファンディングでスタート
2016年04月09日
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障がい者雇用に積極的な企業
アトリエ制作で法人向けのフラワーギフトやホテルなどのロビー装飾等を手がける株式会社LORANS.(ローランズ)は、2013年設立から3年目に初めて障がい者スタッフを受け入れ、現在障がい者スタッフがフラワーギフトの制作などクリエイティブな活動を行っているなど、障がい者雇用に積極的に取り組んでいる。
クラウドファンディングREADYFORで挑戦
同社ではクラウドファンディングREADYFORで、「障がいと向き合う人々が働ける実店舗の花屋」を開業するための挑戦を始めた。
その理由は、施設などで働く障がい者の工賃の低さ。国でも工賃を上げる施策などを行ってはいるものの、当事者が自立した生活をおくることが難しい状況にあり、特別支援学校の子供たちが卒業後の仕事や生活に希望を持ちにくい現状だ。
同社代表取締役社長の福寿満希氏は特別支援学校の教員免許を取得しており、学生時代の教育実習時、支援学校の子供たちの卒後状況を知り、そうした子供たちを受け入れる会社を作りたいとの想いが現在の会社立ち上げの大きなきっかけともなっているからだ。
多くの障がい者スタッフが花の仕事に携われるように
そんな中、同社では「障がい者スタッフにもっとたくさん花や人に触れてほしい」という考えから、当事者が働くことのできる実店舗の花屋の開店を後押しするシステムをスタートさせた。
将来的にはこうした店舗を増やし、一般と同じぐらいの給与体系を設定、そして100名の障がい者雇用を目指して、当事者スタッフの受け入れ体制を広げる夢を掲げている。
簡単ではない挑戦だが、障がい者の雇用増加は日本の労働力を引き上げることにもなり、障がいと向き合う子供たちへの夢を紡ぐ、有意義な活動といえよう。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社LORANS.(ローランズ)のプレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000018643.htmlクラウドファンディング「READYFOR」支援ページ
https://readyfor.jp/projects/hanachallenge
記事提供:障害者雇用インフォメーション|