障がい者雇用の職場定着のために必要な職場理解、配慮を学ぶ一策
2016年01月25日
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大分の水族館でユニバーサルマナー研修
一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会が株式会社マリーンパレスの運営する「大分マリーンパレス水族館うみたまご」の従業員約50名に、ユニバーサルマナー検定取得のために、同館で2016年1月27日(水)に同検定資格取得講座などを盛り込んだユニバーサルマナー研修を実施する。
ユニバーサルマナーとは、自分とは違う多様な人たちを思いやり、正しい理解の下、然るべき行動をするということ。高齢者や障がい者が、当たり前のように外出できる近年現代において、高齢者や障がい者への対応の方法は、特別ではなくマナーのひとつといえよう。
当事者が講師となることでその心理も学べる
建物や施設全てがバリアフリーではない中、困っている人がいた場面に直面したときに声かけして、適切なサポートを行えばその人にとってのバリアは解消できる。企業、特に接客を必要とされる業種では、適切な知識を持ち、高齢者や障がい者に歩み寄ることのできる人材が求められている。
ユニバーサルマナー検定は、障がいのある当事者が講師を勤めているので、単に障がい者や高齢者へのサポート知識や技術のスキルだけではなく、当事者の心理も直に聞くことができる利点もある。今回研修の講師もユニバーサルマナー協会認定講師でバルセロナパラリンピックの車いすテニス日本代表に選出された岩崎満男氏だ。
企業のダイバーシティ推進、職場理解にも
またこの資格取得の研修で、多様な人たちの視点や正しい配慮を習得することで、社内における障がい者雇用の促進といったダイバーシティ推進に役立てることができる。
障がい者の雇用の課題である職場定着には、職場の人たちの障がいに対する理解が大きな要素になるといわれている。そのためにこうしたマナー研修を利用するのもひとつの方法といえよう。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会のプレスリリース(ValuePress!)
https://www.value-press.com/pressrelease/155813
記事提供:障害者雇用インフォメーション|