岩手県がバックアップする障がい者雇用促進のための職業訓練
2015年12月07日
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障がい者の職業訓練を推進する岩手県
岩手県は、障がい者の就業促進と共に県内企業の障がい者雇用をバックアップするため、企業などの協力による職業訓練を行っている。
障がい者向け職業訓練は、自身の身近な地域で障がい者それぞれの有様に対応した多様な企業などの委託先を活用し、当事者の知識を高め、技能の習得を目的とした就労を促進するものだ。
企業内で訓練するインターンシップコース
訓練には座学中心コース、インターンシップコース、特別支援学校コースの3コースがあり、現在、インターンシップコース訓練を受託する企業を募集している。
訓練対象者は障がい者でハローワークに求職の申し込みをしている、ハローワークによる受講指示、受講推薦および支援指示を受けた人。訓練の人数は1~2名ほど。
訓練期間は1~3か月以内で標準は100時間/月(下限60時間/月)。訓練内容は企業などの現場で、その場所の業務内容に沿った作業実習(パソコン実務、食品製造加工、クリーニング、商品管理など)を行うことで、さらに実践的な職業能力を身につけるための職業訓練。
受託企業にもさまざまなメリットが
企業における訓練のメリットとしては、障がい者職業訓練コーディネーターもしくはコーチが、訓練生と企業とのマッチングや調整をしてくれる。企業が訓練生の仕事への適性、人となりや受け入れに必要なサポートなどを把握することができる。
さらに、当事者側も仕事内容が自身に合うか確認でき社会経験の貴重な機会になる。
なお、訓練修了後に県から委託先へ委託料(訓練生1人あたり中小企業月額9万円、中小企業以外月額6万円いずれも税別)が支払われる。訓練中、訓練生への賃金支払いは不要だ。障がい者雇用を考えている企業にとっても職業訓練受け入れの経験ができるよいチャンスといえよう。
(画像は企業向けリーフレットより)
▼外部リンク
障がい者向け職業訓練
http://www.pref.iwate.jp/koyouroudou/koyou/029849.html企業向けリーフレット
http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files
記事提供:障害者雇用インフォメーション|