大阪府、公正な採用選考を促進するセミナーを開催
2015年11月08日
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部落地名総鑑事件から40年
1975年11月、全国の被差別部落の所在地などを載せた『人事極秘・特殊部落地名総鑑』という冊子が販売され、採用選考において同和地区出身者排除などを目的に、上場企業、病院、学校法人など220を超える事業所が購入していたことが発覚。
この事件をきっかけに、事業主が従業員を採用する時に、求職者の適性と能力に鑑みる、公正な採用選考への取り組みが強化された。
2016年施行の「改正障害者雇用促進法」など
しかしこうした問題がなくなったわけではない。また2016年4月に施行される「改正障害者雇用促進法」により、企業は採用選考時「差別禁止と合理的配慮」が求められるため、さまざまな事柄に対する配慮が必要になる。
こうしたことをふまえ大阪府では、事業主に公正な採用選考を行ってもらうため、企業の採用選考時のコンプライアンスについて考えを深めるためのセミナーを開催する。
企業が必要とされるさまざまな差別に対する配慮
内容は近畿大学教授の奥田均氏の講演「部落地名総鑑事件から40年 事件の概要と公正な採用選考の確立に向けて」。次に労働政策審議会障害者雇用分科会障がい者代表の竹下義樹氏の講演「改正障害者雇用促進法で企業が求められるポイント」。最後に大阪労働局職員を講師となり「改正障害者雇用促進法の概要解説」を行う。
日時は2015年11月17日(火)、13時30分から16時45分まで。クレオ大阪中央ホール。参加費無料。セミナー参加対象者は事業主、人事労務の担当者、公正採用選考人権啓発推進員など。定員800人(申し込み先着順)。申し込みは大阪府商工労働部雇用推進室労政課まで。
(画像はPDFより)
▼外部リンク
採用選考コンプライアンスセミナーを実施します
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site案内ちらし
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/attach/hodo-22052_4.pdf
記事提供:障害者雇用インフォメーション|