厚生労働大臣賞を受けた株式会社ニッセイ・ニュークリエーションの取り組みとは
2015年10月05日
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日本生命保険相互会社の特例子会社
日本生命保険相互会社の特例子会社、株式会社ニッセイ・ニュークリエーションが独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構主催の「平成27年度障がい者雇用職場改善好事例」の最優秀賞である厚生労働大臣賞を受賞した。
株式会社ニッセイ・ニュークリエーションとは
同社は1993年に保険業界では初めて、障がい者を積極的に雇用するために設立され、2015年4月現在182名の障がい者が在籍。身体障がい者127名、精神障がい者37名、知的障がい者18名と多岐にわたる障がい種の人たちを雇用しているのが特徴だ。
その理由は「車いす使用の人は聞こえない人の耳になる。聞こえない人は車いす使用の人の手足になる。」という企業方針による。
当事者がジョブコーチや相談員の資格を取得
障がい種で業務仕分けせず、いろいろな障がい種の社員がチームを組み業務にあたる形を取っており、業務だけではなく当事者の社員がジョブコーチや障がい者職業生活相談員の資格を取得、社内外のネットワークづくりを担っている。
また横割り色の強い12の委員会をつくり、全社員が何だかの委員会に所属し自主的に委員会運営を行う過程で、より働きやすい職場環境整備への業務改善活動などを行うことで、当事者ならではの工夫がつくりだされているという。
今回の受賞も、同社が行っている精神障がい、発達障がい者などの職場定着のために障がいの個別の特性にマッチした多様な取り組みが評価されたもの。
日本生命保険相互会社では同社のほか、2001年に障がい者向けの職制であるサポートパートナーなどを新設するなどして、現在雇用している障がい者は1000人以上。今後も障がい者雇用へ尽力に期待したい。
(画像はお知らせより)
▼外部リンク
株式会社ニッセイ・ニュークリエーションの「障害者雇用職場改善好事例」厚生労働大臣賞受賞について
http://www.nissay.co.jp/topics/2015/pdf/20150929.pdf株式会社ニッセイ・ニュークリエーション
https://www.nissay-nnc.co.jp/company.html日本生命保険相互会社
http://www.nissay.co.jp/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|